性命力

おはようございます。

昨日は真夏日でした、今日も暑くなりそうです。体調管理には気をつけてください。
私は両親に感謝しています。その理由は申し訳ない表現かも知れません、愚鈍に生んでくれたことです。愚鈍ですから、人に従うしかない、選択できないのです。これが私を鍛えてくれたと感謝しています。故に上に立つ様々な人を見ることができました。それが人を見る眼になったようですし、人としてどうあるべきかの気概、気魄を学んだようです。
「一角(ひとかど)の人物」という言葉があります。人物とはどういうことをいうのでしょう?。それは「気魄」「活力」「性命力(肉体のみでなく、霊性をもっているという意味)」に富んでいることではないかと思うのです。
心身、肉体・精神共に根本において活発で燃えるような活力を持っていることが大切です?
万有一切、光も、熱も、電気も、磁気も、すべてがエネルギーの活動で変化があります。このエネルギーが旺盛でなければ森羅万象もなく、私たちも根本において性命力、活力・気魄が旺盛でなければ、善も悪もなく、是も非もないのです。気魄があるから良い意味で衝突し、是非善悪を体得、直感を養って行く。
活力・気魄がなくなると、是がなく、非ばかりとなり、人を非難し、世間を非難し、エネルギーも失い、変化、進化もないのです、これでは人生面白くない。
人生は、この活力・気魄を旺盛にすることが一番大事であります。この活力・気魄は知識学からは湧いてこない。知識を得てこの世を云々、比較してこの世を云々するような狭い了見、価値観、世界観では活力など湧きようがないのです。なぜか、人を認められない、他者の存在を敬うこともできないような人間を人物とは言わない、言えないのです。
人間力を磨くのに相手を選んでいるようでは磨かれるはずもなく、先日書きました王陽明の事上磨練、実践から己を磨くことが大事なのであって、本を読んだだけ、頭の中に知識として入れただけで、アウトプットしない、失敗もしないようでは、活力も、気魄も、気力も養われないのです。それでは生はあったとしても霊性を失っていき、ますますエネルギーを失い人生を虚しくし性命力を自ら衰えさせていくのです。
目の前から逃げることを「客気(かっき)」といいます。この世にお客様のような気持ちでいる。これでは元気、活気、活力とはなりません、批判だけはする、威張り散らすだけ、鼻持ちならない人間性に堕します。
真の元気、活気は、困難に出会えば「理想が生まれる」のです。いわゆる「志気」となる。理想精神が志気であります。元気、活力は、即ち、私たちの気魄活力は「創造力であります」。
創造力とは知識が無いとダメというのではなく、生みの力、霊性(むすび)の力であります。霊性とは「むすびのパワー」「祈りのパワー」です。知識などなくとも(人と比べると言う意味)、「人と人を結び付けるパワー」となり、必ず理想を生みだすのです。元気が旺盛である時は必ず理想があるのです。理想は空想ではありません。理想とは「志」です。これは損得、利害、という功利的な精神からは決して生まれません。
私たちに具わっている、純真無垢な精神、この精神世界に目覚めた人が「一角の人物」となるのです。私は自分の分を人と共に歩み知りました。人よりも早く上手に出来ませんでしたが、ベストを尽くそうといつも自分の理想に燃え歩んでいたことは間違いありません。今日は理想というものを考えて休日をお過ごしください。良い一日を。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
☆一昨日の夕景。