異質の人と

おはようございます。

今朝は久しぶりの雨です。強い雨で、風もあります、何ごともないことを祈ります。田畑は喜んでいるのではないでしょうか。出かけられるときにはお気をつけてお出かけ下さい。
私はいろいろな方とありがたいことにご縁をいただいています。ご縁をいただいた皆さんとは長くご縁をいただいています。これまた嬉しいことです。一つ大事にしていることがあります。ご縁をいただいている方は皆さんには「私にないものを多く持っていること」です。
孔子は、「君子は和して同ぜず」といっています。「小人は同して和せず」と。友情をのぞむことの一つは、「自分ができないことをやってもらうことにあります」。つまり、「お互いが尽くしたり尽くされたり、無意識にできる友情、自然な利他」。でなければご縁は長続きしない。打算では続くはずもない。尽くす人生ほど悦びはないのです。
私たちはいくら人に好かれたいと努力し願っても、誰からも好かれるなどということは土台無理な話です。逆に分け隔て無く、愛そうとしても、これまたできない話。「一視同仁(すべてを平等に慈しみ差別しないこと。えこひいきがなく、だれかれの区別なく同じように人を遇すること。また、身分・出身・敵味方などにかかわらず、どんな人でも平等に慈しみ、禽獣(きんじゅう)にも区別なく接すること。)」はお釈迦様か君子、王者の態度で、よほどの人格者でなければできない。私にはとうてい難しい。
人間である限り、特別に好きな人や、どうしても好きになれない人ができてくるのは当然のことです。しかし、ここで、大切なことは、「自分の好きな人が、すぐれた人、立派な人であることです」。
世間には、自分に似た人物に魅力を感じるタイプと、それとは反対に自分とまったく違う人物を好きになるタイプの二通りがあります。
一角の人物といわれる人は、拝見していますと、後者に属する人のように感じます。「すべての人間は、他人の中に鏡をもっており、その鏡によって自分自身の欠点やあらゆる悪いところをはっきりと見ることができる」といわれています。
同型同類の人間に会っていると自分の持っている欠点や弱点を見せつけらるようで気味が悪いから、自分とは異型異類の人間にことさら接触するのではないでしょうか。
この異質な結びつきが成功すれば、人生大爆発を起こすのです。陰陽相和合してこそ新たな創造が爆発し生まれるのが真理だからです。抵抗、摩擦が大きな力を噴火させるのです。
憤せずんば啓せずとは、孔子の言。陰陽相和合は老子の言。忘己利他は伝教大師の言。相対は絶対、お釈迦様の言。
和合することは大切ですが、ただの仲良しでは新たに何か生まれる可能性は低く。違ったものとの和合は「憤(噴)」であり火花が散り、大きな力、想像もできないアイデア、創造力となるのです。皆様ご自身のこれまでの人様とのご縁の在り方をご一考下さい。抵抗こそパワーアップ、強大なエネルギーを生みます。今日も良い出会いを、きっとこの雨が素晴らしい皆様を潤すことでしょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆一昨日の夕景。



☆皆様の愛をお待ちしています。