泰然自若

おはようございます。

月末はいつも下関、小倉、神戸と移動するのが決まり。新幹線の車窓から眺める景色は四季を通じて味わいがある。大地はいつもそこにあり、その表面は四季折々に姿を変え動きはあります。しかし大地はいつもどしっとして動きません。
私たちの人生行路には晴れの日もあれば曇りの日もあり、風の日もあれば雪の日も。万事とんとん拍子に運ぶ順境もあれば、いくら努力してもうまくいかぬ逆境もある。
こうした人生に処して、凡人の私は、ともすれば外的条件に動かされ、得をしたといっては有頂天になって真実の自己を見失い、損したといっては落胆して自暴自棄になりがちです。
車窓から眺める景色は、つい先日まで冬枯れだった大地、早苗がさわさわと揺れ、キラキラと輝いている。
本当にできた人物は、外的条件がどんなに変わろうとも、どっしりとしているのだろうと一人思いながら、飛び去る景色を眺め、己を考えていました。
心華寺に帰り、真実の自己を動ずることなく、順境もとよりよし、逆境また可なりと達観、いささかも志操を変えることなく、それ以上に、何か試練に遭ったとき、いよいよ趣を発揮し、その真価を発揮できるように在ろうと、田畑の飛ぶ姿を眺め帰ってきました。
いろいろな人とお話をさせていただき、何ごともないときには励むのですが、逆境に入ると、学びも祈りも捨てて右往左往し、却って失敗の上塗りをするという人が在ります。そのような方を拝見するたびに、私の未熟さを知るのです。
皆さん逆境に落ち込んだときこそ、教えに基づき泰然自若としましょう。失敗に感謝、無事にお陰様の感謝。ふと将棋界の新生の天才棋士藤井聡太四段の不動の心は如何にして培われたのかなどと頭をよぎりました。今日も感謝の一日をお過ごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆珍しい色の新幹線JR西日本500系「こだま」、新神戸で撮りました。





☆7月2日は皆様の愛をお待ちしています。