相対世界

おはようございます。

私が勉強ができずに成績が最下位だったから思うのかもしれません、なんで下で悪いんだろう、負けるのが悪いんだろうということです、精一杯やっての成績。人生は勝ち負けではないと考えます。70才になり一層このことが確かに言えます。大人になり成績が下だった人がリーダーになっている、逆に優等生といわれた人が鳴かず飛ばず、おかしなことです。
私には老子孟子がいうように、この世は相対世界(単なる比べることではない世界)、下があるから上がある、イコールだということです。
人間は情が薄いから、自分一人のことでアップアップしている、だからこそ愛情を大切にせよと伝教大師老子孔子孟子も教え諭す。
人間、欲しい欲しいと、我欲で生きるから嫌われ、我を張り、意地を張るから人を避ける。人は欲しい欲しいがわかれば、あげればいい、尽くせば良い、それが慈悲。利他。恕。柔弱、不争の徳。人間は五十歩百歩、長い人生で見れば、そんなに違いがあるものではない。無事を願いながら無事を壊している自分を知ろう。
自分の小さい損得の価値観で考え生きているから小さいことに引っかかる。見たもの、聞いたもの、触れたものの差別世界でいちいち引っかかり、楽しめない、何故引っかかるのか、上手下手を見ているから、有る無しを見ているから。我で見ているから、これではいけません。
上手下手を見たら、賢を見ては斉(ひと)しからんことを、不賢を見ては己に省(かえり)みる、がよろしい。このように諦観(ていかん。悟ってあきらめ、超然とすること)すれば、賢い人は認められれば喜び、そうでない人にサポートできるようになれれば、これまた喜ばれる。
仕事がない、することがないなどど嘆いている人は、物の見方が偏っている。知識、技術の用い方を誤っている。諦観してみれば周りには仕事のアイデア、ヒントがごろごろと転がっている。
勝つことばかりを考えていると、近視眼になり、心に余裕がなくなり、人生楽しくない。コツコツと楽しく歩みましょう。
自分を高めることを楽しんでいると、自然表情や行動、言葉にも出るものです。人の評価を待って人生を考えるのではなく、先ず自分を高めることを楽しむことが先。今夜は「にんげん学」神戸講座。人心掌握法・対人関係の指南書「論語を読む」。
いくら知識をインプットしても、人間としての対応、態度、思いやりのある人間力のアウトプットで接しなければダメ、好感度が人生を左右。会場でお待ちしております。知識が行動とならなければ、人には理解できないのです。知識を行動する喜びにしなければ人は理解しません。
今日も自分磨きを楽しみましょう、人生は修己治人(しゆうこちじん)。己を修められる人が人間的魅力が高まり人を惹きつけ自然に人様は慕って集まってきます。人を見下したり、偉そうにしている人を好きにならないのが人情。自分磨きを楽しんでゆっくりと歩みましょう。知らず知らずに道連れができてくるのが人生これまた愉快。「朋(とも)遠方より来たる有り」。良い一日をお過ごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
NPOこころのはな「ひきこもり女子会」、ご参加の皆さんありがとうございます。元当事者の林さんと、お昼をFさんTさんに作ってお持ちいただきました。ごちそうさまでした。お二人のお手伝いがあるからこそ毎月開催できます。ありがとうございます。
次回の「ひきこもり女子会」は8月11日(金・祝)です。






林恭子さん