小欲知足は無敵の力

おはようございます。

人生充実の法「にんげん学」小倉講座「老子を読む」ご出席の皆さんお暑い中ありがとうございます。
昨夜は繰り返し学ぶことの大切さを再確認。読み聞きますと、改めて現在の暮らしに対する態度を見つめ直し、再出発、出直そうと後押しをしてくれます。惰性ではダメ、堕落の元になるということを改めて知る学友に感謝。
現在の生活に不満を感じ、足下に感謝できないから心がどんどん貧しくなる。貧しくなる最大の原因が現在の生活への不満。家は会社は心身を守ってくれる衣服。それを感謝することもできず、いくら外を着飾っても魅力にならないことを昨日の老子は教える。
不満からは豊かな工夫やアイデアが生まれないことに昨日の老子59章「物惜しみの徳」で気づかされました。
幸せになりたい、豊かになりたいと思っているのに、なれない。なれないというよりも、暮らしに不平と不満を抱いているばかりで、何ら現在の暮らしに感謝していない、できていないから、豊かで楽しい未来への行動をできない。そのような人は表情や言動にも不平不満が出て、人を寄せ付けなくなる。誰でも人は豊かな人とおつき合いはしたいもの。
人生の喜びとは、実は平凡な日常生活のなかにあるもの。今を喜べない人は、今の連続である未来も喜び輝く人生とは成らないと老子は説く。
不平と、改善は全く違います。不満とアイデアとは全く違います。現在の仕事や、暮らしに感謝している人がアイデアや改善ができると老子はいうのです。
不平や不満はくすぶらせて自身の中にある、エネルギーを完全燃焼させておらず、不完全燃焼させている状態。
一方現在の暮らしに感謝している人は、充分に今の生活に感謝しているため、エネルギーを完全燃焼させている。ためにイキイキと楽しく喜びを持って、仕事に当たり、行動しますので、実学し、どんどんアイデア、改善の工夫が湧いてくる。
このような人を世間は放っておかない。誰でも潤沢な資金があって仕事をしているなどという人も会社も多くはない。だから企業や会社は有能な人材を求め続けている。故に、このような人はチャンスを手にする。
現在の暮らしに感謝する生き方を老子は「小欲知足の暮らし」といった。小欲知足の暮らしをする人は、無欲だからこそ、「自分や他人を意識することなく」常に平常心でポストにベストで居られる。これこそ「無欲は大欲に似たり、天下無敵の心」。だからこそいつも前を向いてイキイキと暮らす。
このような人を先日から書いています「三方よしの人」といいます。感謝の暮らしは名誉利欲を求める生き方ではありません。
故に人と競争し利欲を得られないからといって、仕事を途中で放り出すようなことはしない、工夫改善を投げ出すようなことはしない。生き様が小欲知足、感謝に在るからです。
小欲知足の慎ましい生き方をしていますと老子はこのようになっていくと教えます。
「つつましくしていると
 誰からも嫌われることなく、
 誰からも愛されるので、
 やることすべてうまくいくんだ。
 つつましやかであることは無敵の力なんだ」。
如何です?、老子の生き方。現在の暮らしに感謝しましょう。そして目の前の仕事に黙々と対しましょう。幸せ喜びはその中に在るのです。今を喜び楽しめない人は永遠に喜び楽しみに出会えないのです。良い一日をお過ごしください。
今日は少し寝坊させていただきました。感謝いたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
☆人生充実の法「にんげん学」小倉講座「老子を読む」ご出席ありがとうございます。


懇親会です。皆さんありがとうございます。Oさんお誕生日おめでとうございます。これからもご一緒に学んでください。ありがとうございます。