精神的喜びを

おはようございます。

今日は「にんげん学」一宮講座・人心掌握法・対人関係の指南書「新・論語を読む」。明日は「にんげん学」東京講座、人生充実の必勝法「老子を読む」。
いつも書いていますが、学びは大げさなことを書くようですが、己自身の言行一致を図り、使命感を果たす人生を送るためです。戯論ではいけません。(戯論:無益な言論。無意味な論。言うだけで行動しないことを戯論という。口先だけの知識。)
知ったかぶりをする、知識を振りかざす、このようなことをしていては嫌われるだけで、百害あって一利なし。人は遠ざかるだけ。
学びは「五欲に振り回されない」ことにあります。五欲は財欲・色欲・飲食欲・名誉欲・睡眠欲等々、外界には五欲を刺激するような事柄が多くあります。
物質的に豊かな生活のほうが貧しい生活よりも素晴らしいことは誰でもわかります。ですが、必要以上に贅沢な暮らしをするために、際限なく貪欲に追い求め、財物の奴隷に堕するようでは、人生の意義を失い、苦しみ悩み多い人生を自ら作るはめになります。
感情や欲望、好き嫌いがなければ人間らしい生き方とはいえないかもしれませんが。だからこそ、その情欲に「犯されず、地獄の苦しみに陥らないようにすべきです」。
自然の美しさ、星や月を眺め、花々を愛で、「何も無いところに味わいを見いだしたり、己の足らざるところにも興を感じる、喜び楽しみを感じる、精神的な喜びも追求すべきではないでしょうか?」。
財物や地位の奴隷になってしまうことは人間として情けないことであり、心がどんどん貧しくなりますし、そのような人は人間的魅力も出てきません。
荀子(じゅんし)」の「修身」に次の一節があります。「君子は物を使いこなすが、小人は物に使われてしまう。そこが違うところだ」。
物欲に操られるような生活は東奔西走して疲れるだけの日々となってしまいかねません。自己の尊厳や自由意志を見失ってしまい。そんな人生のどこが面白いのでしょう。
人生における悩みの多くは自ら招くものであり、平穏無事な生活や楽しく満ち足りた人生は金銭や財産が引き起こす欲望によってかき乱されます。
欲望に左右されなければ、内心の安寧を保つことができます。財産を適度に積み上げたいと思うのはまったく正常な気持ち。だが、それが限度を超えてふくれあがると、生活の喜びも急速に薄れていってしまうものです。
学びましょう、修身が慢心・傲慢を防ぎます。中部、東京地区の皆さん学びをご一緒ください。師友はありがたい。今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。