お子様の心に種を蒔く

おはようございます。

今日は下関・愛宕寺「月例・幸福開運祈願祭並びに地蔵盆大数珠繰り法要」午前10時から奉修いたします。是非お子様、お孫様とご一緒におまいりください。
今日はお護摩は修せず、大数珠繰りを致します。大数珠繰りを皆さんとご一緒に修すことで、煩悩を滅し災厄を払い、ご先祖様への追善の功徳へとなり、大きな供養となります。それ以上に多くの方々との魂が結ばれ互いの守護神と守護神が守り愛をするようになるのです。
さらに今日はお子様に愛宕寺のご本尊様と縁を結ぶことで一生、守護される縁を結ぶことになります。皆さん何ごとも好機があります。波に乗り幸運の世界に運ばれるということがあります。機を逃しませんように。
殊に下関・愛宕寺のご本尊様は「将軍地蔵様」。地蔵菩薩の中の地蔵菩薩様。地蔵菩薩様はお釈迦樣が入滅された後、弥勒仏が出現されるまでの無仏の間、私たち六道世界(迷いの世界)に生きる者達をお守りくださるのです。
特に子ども達を守護するのが地蔵菩薩様、この良縁の日に是非お子様達に良縁を結んであげてください。蒔かない種は生えません、縁の無い衆生は度しがたしともいいます。
子供のうちに思いの中に素晴らしい思いの種を蒔いてあげることが親の勤めの一つ。
日々私たちが生活の指針として読み唱えています仏教聖典「はげみ」第一章、第三節に、このような話しがあります。少し長いですが、素晴らしい話しですので、昨日、金港辯財天のfbには載せてあります。
「ヒマラヤ山のふもとの、ある竹やぶに、多くの鳥や獣と一緒に、一羽のおうむが住んでいた。あるとき、にわかに大風が起こり、竹と竹とが擦れあって火が起こった。火は風にあおられて、ついに大火となり、鳥も獣も逃げ場を失って鳴き叫んだ。おうむは、一つには、長い間住居を与えてくれた竹やぶの恩に報いるために、一つには、大勢の鳥や獣の災難を哀れんで、彼らを救うために、近くの池に入っては翼を水に浸し、空にかけのぼっては滴(しずく)を燃えさかる火の上にそそぎかけ、竹やぶの恩を思う心と、限りない慈愛の心で、たゆまずにこれを続けた。
慈悲と献身の心は天界の神を感動させた。神は空から下って来ておうむに語った。
「おまえの心はけなげであるが、この大いなる火を、どうして羽の滴で消すことができよう。」
おうむは答えて言う。
「恩を思う心と慈悲の心からしていることが、できないはずはない。わたしはどうしてもやる。次生に及んでもやりとおす。」と。
神はおうむの偉大な志にうたれ、力を合わせてこの竹やぶの火を消し止めた。」
いかがです?この経典、私は教えを信じ、私はこのような生き方を努めています。何かあったとき懸命であれば神(人)が現れ助け導いてくださるのです。この話しのような難題に遭ってはいませんが、幾多の困難には遭ってきました。それは道を歩んできたからこその困難であり、何も困難に遭おうと人生を歩んできたわけではありません。だからこそ教えの心を失ってはならないのです。自分が信じた教え、道を困難に遭ったからと自らが放棄しては何も得られるはずがないのです。困難に遭えばこそ一層信を強くし励むことです。
自ら教えを放棄すれば、誰一人助けてくれる人は現れず、それ以上に、今まであなたを信じていた人はきっとあなたをこれ以降は信じてはくれなくなります。
私たちは夢・志を持ち、教えに沿って歩んでいることを困難に遭ったとき思い返すことです。
教えを信じ、実践の場である寺、皆様からのご相談等々の恩に報いなければいけないと日々思い暮らしています。
地蔵菩薩様はお釈迦樣が入滅し、私たちが話しを直接お聞きするお釈迦様がお隠れになったことを嘆き心配した人々の心を察し、何かあればお守りするというお釈迦樣の報恩と偉大なる慈悲の心でお子様を守ろうと誓願を起こしたのです。
甲子園で敗れたすべての高校球児達は野球を捨てるでしょうか、否、捨てないはずです。敗北は更なる大きな夢になったに違いありません。さらに又素晴らしい心、野球道に目覚めたに違いありません。
何か困難に遭ったとき、不屈の愛に目覚めることのできるお子様となるよう今日は素晴らしいご縁を結びにおまいりください。午前10時からです。
今日も素晴らしい充実した一日でありますようお祈りいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
☆玄関で待ってます。