眼力と胆力

おはようございます。

人心掌握法・対人関係の指南「にんげん学」神戸講座「論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。「類は友を呼ぶ」気が合ったり、似かよった傾向の者が集まるという意味です。
師友とはありがたいもので、学びをする同士で論じ合うことで「教えの意味するところの違いを知る」ことができ、さらに解釈の幅、人格の幅が広がり、寛容の大事を深めます。価値観の違う人との出会いに大いに役立つのが「心学の凄さ」であり「師友の凄さ」。とりわけ論語は様々な「人物像を知ることができるのがよろしい」。
私たちは相手を知ることが大事であるのに、「自分の価値観から見よう、価値観を押しつけようとする間違いを起こしがちです」。論語はその過ちを戒めてくれています。客観視することの大切さです。
孔子は政治の世界に実際に立ち、いろいろな視点から現実を見て人物を登用していったのです。そこで自反することも多くあり、教訓としての論語となったのです。
孔子の最も大切にした思考は忠恕、思いやり。相手の能力、才能を見抜き社会に役立てることにあったのです。私たちが間違えていけないのが、ここです。
リーダーが自分の都合の良い人間を捜し求めたときから人生と会社は破滅に向かっていることを知ることです。
リーダーは自分に都合の良い人間などいるはずもないことをよく知り、社会、会社にとり、目の前の人の能力、人間性をどのように生かすかの眼力・胆力を養うことが大事なのです。
その眼力・胆力を学ぶのが心学、論語から学ぶことです。論語は「正しい学び方」「正しい人の見方」「正しい仕事の仕方」「正しい友の作り方」「正しい協調性」等々、実社会で必要欠くべからずの実践学を網羅しています。
カルシュームを摂るためにカルシュームばかりを摂れば良いのかというと、逆に病気になり体を壊すように、心学は総合的な学び、トータルな人間の学びです。だからこそ先人、賢人は「歴史から学んでいる」のです。
学びは総合的でなければいけない。いわゆる心のバランスです。知識を超えた心のバランスが取れていなければ、自分を超える優秀な人を社会に、会社に役立てることなど出来ないのです。
自分のことしか考えられないようなリーダーはリーダーではありませんし、一時リーダーらしい立場に立ったとしても、人を必要とする忠恕の心がありませんから、社会(土台)が立つことを許さず、安定しませんから、結局は転げ落ちることになるのです。
論語には我欲で登用してせっかくの会社を倒産に至らせたという話しが山のように示されています。逆に何代も繁栄する礎を築いたという話しも多くあります。心学は特筆された歴史書でもあります。孔子はこのことを「温故知新(おんこちしん)」「故きを温ねて新しきを知る」と言ったのです。未来という今を充実させたいと考えている同士が昨夜は一緒に学ぶ楽しい一時でした。来月の神戸講座は9月27日(水)です。来月もご一緒に学びましょう。
皆さん、学びは生涯学び続けることですよ、自然は成長し続けて大木となるのです。学びを終えたらそこで一巻の終わり。学べば学ぶほど自分の伸び代が見えてくる楽しさ自由を覚えるのです。
明日は24日下関・愛宕寺「月例・幸福開運祈願祭並びに大数珠回し地蔵盆法要」です。午前10時から厳修します。お子様を守護します地蔵盆の大数珠回しを行います。お子様、お孫さんとご一緒におまいりください。そしてお地蔵様のお加護をいただきましょう。良縁をお子様、お孫さまに結び与えてください。
今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
☆人心掌握法・対人関係の指南「にんげん学」神戸講座「論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。

マスター美味しいお料理ありがとうございます。








〆の玉子かけご飯です。