八千枚護摩

おはようございます。

明日、22日から24日の三日間、下関・愛宕寺にて「八千枚護摩供」を厳修します。八千本の護摩木をお焚きあげします。教えは信ずることにあります。教えは行ずることにあります。信ずるとは、教え、道理に従って無我無心になり行じ火生三昧に入ることです。
八千本の護摩木をお焚きあげするにはやはり日護摩を修することを行じていなければ、逆に仏罰が下ります。大げさなことを書いているつもりはありません、私たちの身・口・意の三業を大日如来、ご本尊様の身・口・意の三密と一体と為す修法ができてこそ、護摩の威力、法力が発せられるのです。
仏の身・口(言葉)・意(心)の三つの行為は人間の理解を超え計りしれませんので密(みつ)といいます。人間の身・口・意を三業(さんごう)といいます。そもそもは、人間の三業は仏と同一であるのですが、利他に生きず、我利で身・口・意を用いるため業を深くし続けていくのです。ですから、いくら自分が行動し、話し、意識が正しいと思っていても、我利であるため摩訶不思議な力を持つ三密とならないのです。
その事を自覚し悟り日々、身に印を結び、口に真言を唱え、意に本尊を観ずる修行を積みあげることで、人間の三業は仏の三密となり得るのです。このように書いたり口で言うのは簡単ですが、やはり修練ができていなければいけません。
その事実をわかっておられる方が「煩脳を添え護摩木に託し焼尽し、利他の世界に生き、繁栄をなせるのです」。少し考えれば理解できるのですが、何ごとも法、法則を通して行動しなければ事の成就はならないのです。護摩法を通し添え護摩木で煩悩を焼尽させれば、仏の三密と私たちの三業を一体化させれば利他の行動を自然為すようになるのです。
三日間、断食・断水を修し、五座の護摩を厳修、八千本をお焚きあげします。護摩とは「智慧の火で迷いを焼く法」です。私たちが祈るのは「大願を成就するため」。大願とは「衆生無辺誓願度」、「ありとあらゆる人びとを救うため」です。
人は何故迷うのでしょう。上にも書きました「我利」です。「人よりもという我利」となり、今の幸せを感じられない不幸に迷う我利我利亡者になるからです。
その迷い、煩悩を「護摩木に託して智慧の火で焼き滅ぼし」、「利他、分かち合いの智慧となすのが八千枚護摩供」。分かち合うことを多くすればするほど、利は多くなるのが摂理。
一人だけ、あの人よりという迷い、我利を滅ぼせば、多くの人と分かち合うことを多くして、盤石の繁栄の礎をつくるのです。
一本でも多くの「添え護摩祈願を修しましょう」。教え、祈りは信じ行動することにあります。今日も皆様の無事をお祈りいたします。
愛宕寺の住所:〒750-0014山口県下関市岬之町14-13。0832-22-7404まで添え護摩祈願お申し込み下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※どのようなご相談でもどうぞ。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
☆心華寺で参籠修行をしてみませんか、非日常の空間に身を置き、作務(掃除)、読経、坐禅、写経、五官の対象をすべて聖典に置き、自身と対峙する。新たなあなたが見えてきます。
愛宕寺の玄関で皆様をお待ちしております。