一を貫く

おはようございます。

法は普遍、普遍とは私たちが必要、不必要に関わらず存在しているということです。私たち人間は言葉で普遍性とはいいますが、このことを実感できている人がどれほどいるでしょう。法が普遍であるからこそ愚鈍な私でも生かされてきたのです。
宇宙には私たちが知らない存在が現に存在しています。この地球上という限られたところでも同じです。普遍だからこそ万物が存在、生存しています。私たちは小さな世界で必要不必要を感じ、自分の都合で生きている事実を知るべきです。
私は「一を貫いて暮らしています」それは「祈りの道、感謝の道の一」。祈り、感謝を行動にしますと「利他・ポストにベスト・共栄、共生」。
一つの場、目の前が世界に通じている、それが普遍性と感じ受け止めた行動です。ですから「ポストにベストを尽くせば普遍性」と確信しています。一という普遍性の道、祈りの道、感謝の道は「利他・ポストにベスト」の行動と考え日々祈り感謝を実践します。
「石は重いから動きません」「根が深ければ大木となり、抜けません」「人間自重(じちょう)すればどっしりと構え動きません(評判や批判非難に動じない、それは我欲人欲で修練をしない)」これが道理です。道理に向き合うとき道理の行動(普遍)とすべきだと自重するのです。
どっしりと構え自重できないのは、頭で知っただけで覚悟ができていない証です。覚悟がないから行動とならず、褒め言葉や叱咤に心動かされ、どっしりと自重できないのです。
人生、年齢的に最も感情豊かであった時代、何でも知れば出来ると感じていた時代、若かりし頃、考えることもせず直感のみで祈りの道、感謝の道に入りました。自ら感動したからこの道に入ったのです。
不器用にどっしりと構え自重する生き方。感動、情熱を心に一つの道を歩む生き方を通し社会貢献しようと踏み出したのです。私は情熱、感動を持って生きた伝教大師様の業績を学び観て、突き動かされ感じ動き今日があります。感動無き行動は感動する人との出会いはないと考えています。
八千枚護摩供を行ずれば多くの皆さんの煩悩(我利)を焼き払い、災いを滅し、不安無く利他の仕事に没頭できるからこそ利益をあげ社会貢献できるお手伝いができることを信じています。貢献は物心両面の豊かさがなければ出来ません。
心貧しき人は分かち合えないのです。分かち合えないから利他の人と出会えず、不平不満で意気投合し我利の人とまたぞろ出会い、不幸を招くのです。以心伝心、類は友を呼ぶ、同じような人と出会うのが、これまた真理です。
年令を重ねれば重ねるほどに法に従う凄さを体感。天命を知るということでしょう。若いときは体の勢い情熱の勢いで必死に、自分が感動したように凄い加持力を身につけたいとやっていたようです、従うというより、やらなければという意識が強かったようです、この意識があったからこそ、自分で言うのはへそで茶を沸かす、笑止千万な話しですが信力が増し、無駄な力が抜け今まで続けてこられたのだと思っています。
皆さん、人と比べて自身の人生を掘り下げていくことを止めるようではいけません。自重してどっしりと構えましょう。根を深めしっかりと高みを望んでまいりましょう。
午後2時から「八千枚護摩供」に入ります。おまいりください。そして謙虚に添え護摩祈願をしましょう。謙虚とは法を認め、法則に従い歩むことです。だからこそ添え護摩祈願ができるのです。そこにこそ一筋の道、祈る道を歩む人の繁栄する道理がここにあります。
慣れてくるとどうしても独りよがりになるのです、これがいかん。経本を目の前にして、鏡に自分の姿を写して身だしなみを直すように、意識して「心の身だしなみを直さなければ、加持力のパワーは衰えます」。自重するとは基本を大切にすることです。基本鍛錬が最も辛いのです。この基本の修行ができていないと加持のパワーは当然のこととして進化しないのです。
身に印を結び、口に真言を唱え、意に仏を念ずることで目の前の火焔の中に御仏が現れるようでなければ三密のパワーにはなりません。そうなるために我を滅す繰り返しの日護摩が大事となるのです、御仏の姿を意にイメージできなければ火生三昧に入れないからです。おまいりください。五座お勤めします。
今日も素晴らしい一日となりますことをお祈りいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※どのようなご相談でもどうぞ。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
☆心華寺で参籠修行をしてみませんか、非日常の空間に身を置き、作務(掃除)、読経、坐禅、写経、五官の対象をすべて聖典に置き、自身と対峙する。新たなあなたが見えてきます。
☆皆さんからの添え護摩祈願、ありがとうございます。


お花もお待ちしております。