一意専心

おはようございます。

新しい週、2月後半です。残すは10日ばかり、慌てずに過ごしましょう。今夜は「にんげん学」京都講座・人生充実の必勝法・克己学「老子を読む」です。昨日も書いていますが、「己に克つ」「我に勝つ」ことを説いているのがTao、老子の道です。
「やるぞ〜と思い立ちながら途中で投げ出すのは」気が萎(な)えて気力が衰えるから、体現できなくなるのです。何故気力が萎えるのでしょう。それは「学ぶことを私心で学んでいるから」です。私心とは「欲心」です。学徳を身につけたいと考えるなら、「功名や利得に心を奪われないことです」。心が奪われないことが、我に勝つことにつながっています。
功名や利得に心を奪われている故「いつなるのか、いつなのかと不安になり気が萎えてくる」。実にもったいない話です。
それは「自分中心に物事を考えているから陥(おちい)る不安です」。勉強すれば良い学校には入れる、良い仕事に就ける、高い給料ももらえるといったように、まったく道理に無い、勝手な思考で学んでいるのです。
いろいろな場所で、「〇〇セミナー」「あなたも百万長者になれる」等々、我利の世界、修羅の世界の学びです。そんなセミナーに通っても一向に物心は豊かになることはなく、不安を増すだけです。
学び続ければ、心にゆとりも覚悟もでき、功名心などでウロウロせずとも、道理を学び歩めば、体現できることを実感するのです。
論語、学而第一に「学びて時に之を習う、亦説(またよろ)こばしからずや」(学んだところを機会ある毎に復習し練習していくと、学んだところがおのずから真の知識としてわが身に体得されてくる。これは大変愉快なことである)。
人間私心を捨て本気で学べば、自然に美しく輝きオーラを発し、その人の魅力となって人が放ってはおかないのです。腹を据えて学び、ドッシリ構え取り組めば、その人となりの行動が「言葉以上に物を言う」ようになります。これは不思議と言うよりはありません。
私心で学んでいる人間は、知ることが目的となり、「学んだ先のことを考えいないのです」だから、周りの人から見れば「お飾りに見えてしまう」顔に落ち着きがなく、人を伺うような目つきにもなるのです。このようではいけません、貧相になります。
学びの凄いところは、「人格の陶冶(とうや)」(生まれついた性質や才能を鍛えて練り上げること。人の性質や能力を円満に育て上げること)。どんどん学びの世界に入れば、人様の考えも取り入れ、争わず、言行も一致、人格も高められるのです。
学の本質は「利他」「我利を教えてはいません」。世界は「共存だからです」。学んで我利を通そうとすれば、争いと悩みの道しか残されていないのです。
学べば世の中に役立ちますから、当然実用性は大いにあります。だから、私心に惑わされ中途半端に終わることにならないようにすべきです。
往々にして高学歴の人が出世しない、埋もれてしまうのは、学びの本質、利他を学びの中に見ることができず、私心、欲心によるのです「何で私が評価されないの?という功名心に毒される」。
一意専心に学べば、己の欲に勝ってしまうのです。勝ってしまうと言うより、学んで「気づいたことに感謝しますから、我の出る余地など無いのです」克己の心に目覚めましょう。せっかくの能力を無駄にしませんように。学びは徳を修めることだということを確かにして豊かに楽しい一週間をお過ごし下さい。
京都地区の皆さん、今夜の京都講座、ご一緒に学びましょう。コップに水を入れ続けると自然あふれ出すように、学び続けていきますと、素晴らしい心があふれ出し、周りを感化します。いつあふれるの、などと愚問を発しませんように、いっぱいになったらと言うことは確かです。会場でお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
「仕事運が良くなる」日々の徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとり)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
※心華寺で一泊、プチ修行をして心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、非日常体験で、新しい自分発見を。
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