仁とは人への思いやり

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座・人心掌握法・対人関係の指南書「新・論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。昨日は暑い一日となりました。
昨日学びました「聖・政治家における最終目標」。私は政治のことはわかりませんが、リーダーとして「どうあるべきか」は一般のリーダーと政治家はそう大きな違いはないと考えます。孔子は「すべての国民が幸福である社会の実現こそは、政治の最終目標である」と考え、「すべての国民が仁を備えること」と教えました。
論語、雍也(ようや)第6、30「子貢曰(しこういわ)く、如(も)し能(よ)く広く民に施して、能く衆を済(すく)わば、何如(いかん)。仁と謂(い)うべきか。子曰く、何ぞ仁を事とせん。必ずや聖か」。
意「弟子の子貢が「もし、国民全体に幸福感を与えられ、生活苦を除けたとしたら、仁といえましょうか」と聞くから、「それができたら仁どころか聖人というべきだよ」と答えた。」。
すべての国民が幸福である社会の実現こそが政治の目標です。このことは昔も今も変わらない、変えてはならないものです。
仁・義・礼・智・信の徳目のうち、孔子はリーダーや政治家達にとっては、「仁」が最も大切なものだと訴えているのです。
私は政治には不案内ですが、政治家の皆さんには「仁」を以て国民に対していただきたいと願っています。そのためには私たち国民が「仁を持つことだ」としているのです。
理想に近づくためには現実にどのような振る舞いを心がければよいのかを教えています。孔子はこのように教えます「自分の出世や成功を望むなら、まず他人の出世や成功を手助けしてあげなさい」というものです。「この行動こそが仁だと」。この教えを聞いてすぐに実践するのは簡単でないかも知れませんが、愚鈍な私は「周囲の方々に力を尽くし、お手伝いをさせていただいたことで、結果的に、自分に良い結果をもたらしてくれました」。
そのお陰で知識も増え、技術力も高まり、そして信頼も得られたのです。つまり、仁とは「利己的な欲望を控えて、他者への思いやりの心を示すことなのです」。今の時代だからこそ「この仁の精神は発揮されるべきだろうと考えます」。
他への思いやりを一人でも多くの人が持つことができれば、殺伐とした世相が、豊かな世相となると信じます。
不遜な言い方かも知れませんが、最近の政治家の方々の発言や答弁をお聞きして、何かしら虚しさを感じるのは、思いやりを感じないからかも知れません。
私たち国民が率先して仁の心を養い世の中を幸福感を増すようにしてまいりましょう。今夜は「にんげん学」東京講座・人生充実必勝法・克己学「老子を読む」です。老子のTao、道は共存共栄を教えています。東京の地区の皆さん会場でお会いしましょう。
今日は「仁を考え行動してください」。よい週末をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の扉を開けます。
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人生は行き先を決めたとしても、道中、どのような出会いがあるかわかりません、どのような出会いがあったとしても、動じない自分を作っておきましょう。
◎「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さんありがとうございます。








来月もご一緒に学びましょう、ありがとうございます。