因果応報

おはようございます。

 因果応報を知ることはとても大切です。この世は因果応報の摂理から離れることはありません。ですから私は志を確かにして、できることを行っています、道理を信じているからです。いわゆる無い物ねだりはしない、無理は願わない。
 「善を為(な)せば必ず良い報いがあり、悪を為せば必ず悪い報いがある。報いがないのはまだ時期が到来していないだけだ」という教えがあります。
良いことをしても、すぐにお返しがあるわけではありません。そもそも何らかの見返りを期待するものでもないのです。道理は道理以外に与えも奪いもしません。期待するようであっては、コセコセと人の顔色を窺い、心貧しく生きることになります。
 だが、真心と善良な心を持って、見栄を張らず、背伸びをせず、誠心誠意、道理に添いポストにベストを尽くし良いことをすれば、「草深いところで育つ瓜(うり)のようにいつしか実を結び、自然に見返りがもたらされるものです」。このように道理、教えに説かれています。だからこそ私は道に添い安心して歩んでいます。
 皆様に「人参をまけば人参が得られ、善きことをすれば善きことが返ってくる」とお話をさせていただきます。「ただ、その時期が人間の場合にはいつになるかはわかりません」。しかし「善行を積む人には福が訪れるのは間違いがありません」とお話しさせていただいています。
 同じく、悪事を働けば、「すぐには懲罰を受けることはないかも知れず、かえって地位が上がったり財産が増えたりするかもしれません」。しかし、それは「一時的なまぼろしに終わります」。そのような結果となっている様子はマスコミで知ることができています。
 高いところから落ちれば大けがをするのが道理、たまたま悪人の中で地位や財を得たとしても必ず悪果の報いは受けます。高い地位について落ちるということは晩節を汚すと言うことで、何十年とかけた人生を虚しくしてしまうほどのダメージ、悪果を受けるのです。
 因果応報とは、ただ「そのときが来るのが早いか遅いかだけの話しだけのことです」。
 長い人生を長期的に見ますと、結局は善行を積みコツコツと歩んで行く人の方が、悪をなし地位や名を高からしめた人よりも落ちついて素晴らしい生き方ができるのです。それは歴史から見ても歴然としています。良い報いを受ける行いは目立たずとも長い間に実を結びます。 
 気をつけなければいけないことは、「妬(ねた)み」「うらやみ」「人を謗(そし)る」これはいけません。人を嫉(ねた)む、うらやむ、謗ることほど大きい悪因はないのです。
 教えに添いポストにベストを信条として歩めば自ずと見返りなど求めずとも、相応しいポスト、ステージはあたえられるのが因果の道理、因果応報の素晴らしい世界です。
 因果応報の道理を知りますと、日々懺悔し、己を深く省みるようになります。反省が如何に大切かを感じる心が旺盛になります。懺悔しますと、「自分の罪と汚れを自覚できます」。そのような感情となりますと、「人様の善いことを見ますと、わがことのように喜んでその人のために功徳を願う情愛が湧き生まれるのです」。懺悔、反省することが常となりますと「尊敬心が厚く強くなるからです」。
 道理を知る喜びに目覚めれば、自然利害を考えず、堂々と歩む人生観が確立します。そして利害から生まれたのではない、信頼という素晴らしいポストが与えられるのが因果応報の世界です。
昨日開店しましたNPOこころのはな「子ども食堂」ご来店ありがとうございます。次回の開店日は6月6日(水)と6月13日(水)の午後4時〜7時です。当日の正午まで予約を受けつけております。0774-45-5561までご予約ください。予約後のキャンセルも必ずお電話をいれてください。小学生以下は無料。中学生以上保護者の方は300円とうだいしております。おまちしております。
 今夜は「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」、明晩は「にんげん学」東京講座「老子を読む」です。皆様のご参加をお待ちしております。初めての方大歓迎です。会場当ご案内はブログ内でご覧になれます。会場でお待ちしております。
 今日は因果応報の道理を確かにしてゆったりとお過ごしください。 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の扉を開けます。
☆心華寺で参籠修行をしませんか、非日常の空間に身を置き、作務(掃除)、読経、坐禅、写経、五感の対象をすべて聖典に置き、自身との対峙。新たなあなたが見えてきます。
人生は行き先を決めたとしても、道中、どのような出会いがあるかわかりません、どのような出会いがあったとしても、動じない自分を作っておきましょう。
◎東京のNさんからNPOこころのはな「子ども食堂」への食材をご提供いただきました。Nさんありがとうございます。大切に使わせていただきます。

昨日のメニューです。次回のご来店をお待ちしております。

紙芝居も好評です。