自身を磨くこと

おはようございます。

 人生相談も勤めの一つです。皆さんも何かで悩まれているようでしたらお尋ね下さい、考えて考えあぐね、そして聞く、尋ねることを「智恵」といいます。念のためメールアドレスを書いておきます。bonsan01@wao.or.jpが私のメールです。
 私は人生を考えあぐねて師を求め比叡山に登りました。求めなければ得られません、求めることは「自分に問うことです」。自分に問い求め、答えが出なければ学ぶ、教えを乞うことです。それが主体性であり、自己啓発であり、それでこそ学ぶ事(まねぶ)ができます。
 明日久しぶりに師匠にお目にかかりに比叡山に行きます。師匠が善光寺大勧進管主に晋山なされましたのでお祝いの言上です。
 皆様のご相談の内容は様々です、よくありますご相談はやはりお仕事、出世等々のことです。ブログでは何度となく書いていますのでお読みいただいている皆様はご存知だと思います。
 自己実現は知識、スキルだけをインプットしたとしてもかないません。先ず「自身の心を磨くことです」。野菜、大根一つ売るにしても、土から掘り起こしたままでは売れないのが道理、きれいに洗い、揃えて棚に載せて売らなければなりません。
 人であれば、身だしなみ、清潔感、言葉遣い、エチケットです。人との交際の出入り口は五官です(眼・耳・鼻・舌(口)・身)。
 論語に「富貴天に在り」と教えてはいますが、生まれたままで何もしないのではありません。
 論語、顔淵(がんえん)第12、5条「司馬牛(しばぎゅう)、憂えて曰わく、人は皆兄弟有り、我独り亡し。子夏(しか)曰わく、商之(しょうこれ)を聞く、死生命有り、富貴天に在り。君子は敬(つつし)みて失うこと無く、人と与(まじわ)るに恭(うやうや)しくして礼有らば、四海の内、皆兄弟なり。君子何ぞ兄弟無きを患(うれ)えんや。」
 意は「司馬牛は四人の兄が皆出来損ないであることを憂(うれ)えて、「世間の人は皆兄弟仲睦まじくやっているのに、私には兄があっても無きに等しく心苦しい」と子夏に打ち明けた。子夏は、「私は先生から「人の生死も富貴も天命によるものであって、人の力では如何ともし難(がた)いものがある」と聞いている。兄弟の有る無しも出来不出来も天命だからどうにもならない。君も兄のことをとやかく云う暇があったら、自分に対しては身を慎み、人に対しては礼を尽くして恭しく接すれば、世界中の人が君を兄弟同様に迎えてくれるだろう。君子たらんとする君が、兄弟がどうのこうのと今更(いまさら)どうにもならんことでクヨクヨする必要がどこにあるのだ!?もっとシャキッとしろよ!!」と云った。」
 いかがです?皆さん、自分の人生思うままにならないときは、どうしても外に原因を求めてしまいがちになるのが私たち凡人です。それでは学ぶ必要性などなくなります。
 どなたでも理解しています、個々人すべて違いがあると、わかっていながら、「自分を磨こうとしない」。売れている、立身出世している人を見て、「周りのせいにして、自分を云々し落ち込んでいる」、これはいけません。
 私ごとで恐縮ですが、成績はビリ、加えて愚図、何一つ人様と比べればお話にならない。私も道理、天理を正しく理解していないときには、己を嘆き、親を責め、世間に恨み辛みを言って責任を転嫁し、何一つ成すべき事もせずウダウダと言っていました。今思えば汗顔の至りです。
 道理、天理は循環して万物を成長進化させているのです。昨日も習慣の大事を書きました。日々怠ること無く、道理、天理に沿い循環すればこそ、道理、天理にかない、いつの日にか人様の目にとまるのです。
 皆さん日々身を慎み学び、人様に礼を尽くし、恭しく接しておられますか、いかがでしょう。このことを日常とするのが「富貴天に在り」です。このように在れば多くの人と親交がかない立身出世などに心悩ませずともステージは用意されるのです。己を慎み学び礼を尽くし恭しく接しましょう。
 皆さん今日も日々道理、天理に従って繰り返しているかをチェックしてみてはいかがでしょう。よい一日をお過ごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
※心華寺で一泊、プチ修行をして心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、非日常体験で、新しい自分発見を。
◎昨日開催しましたNPOこころのはな第17回「ひきこもり女子会」ご参加の皆さんありがとうございます。岡山、福井、兵庫、等々遠いところからも沢山ありがとうございます。一般社団法人ひきこもりUX会議、林恭子さん、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。お手伝いの皆さんとご一緒に。


お手伝いの皆さんが作ってくだされたお昼ご飯です、皆さんありがとうございます。


※次回、第18回「ひきこもり女子会」は6月17日(日)午後1時半からです。
☆10月6日(土)午後1時半より、不登校新聞・編集長・石井 志昂氏によります講演会を開催します。演題「不登校の当事者が求めている。対応と居場所」です。ご期待下さい。