切磋琢磨

おはようございます。

今朝は土砂降りの朝を迎えています。そんな中、今日は「己巳の日」で心華寺・金港辯財天様「最強のラッキーな参拝日」そして今朝は「巳の日の懺悔練行」の日、誠澄は今頃、この土砂降りの中練行しています。7時ころに帰る予定で歩いています。是非一度皆様も「巳の日の懺悔練行」をご随喜ください。
 発心してからが修行の始まり。やる気も無く事に臨んでも磨かれる道理は無いのです。発心すればこそ一段も二段も磨かれて行きます、人生今日のように土砂降りの時もあり、一筋の道を歩むことでいろいろの試練を味わい、その中に乗り越える喜びが待っているからこそ器が大きくなるのです。自分という器に、様々な物が盛れるにもかかわらず、好き嫌いで選んでいるようでは何一つ盛ることもできないでしょう。
 人生今朝のような土砂降りと思われる日もあります。逆に心地よいお天気もあります。良い景色を見ると理屈抜きで心が爽やかになるのが人情、良書を読みますと同じような思いとなります。そして又読みたくなる。心が高揚し、志となり熱くなるのを覚えます。
 魂、ソウルに響きます。「にんげん学」大阪講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。師友がある、とても有難いことです。書があり、師友があることは慎独にとり、とても重要です。独り慎むこと、学ぶ事が楽しくなり書が師友が支えとなる。
 「小人閑居して不善をなす」とは、小人物が暇を持て余すと、とかく悪事に走りやすいということです。これは四書五経の一つ「大学」にある教えです。小人物は暇を持て余すとろくな事はしないのだから、一生懸命働きなさい・・・と理解している人が多いのではないでしょうか?。しかし,これはとんでもない誤解です。
 「君子必慎其独也,小人閑居為不善」。訳は、「君子は独りでいる時に必ず慎み深くするが、小人は他人の目がないと悪い事をする」。これが正しい訳です。
 そもそも、「閑」(原書では木ではなく月の入った字です)というのは「閑散」の「閑」で、「余暇」の「暇」ではありません。それをどこの誰が間違えたのか、いつの頃からか誤った解釈がなされたのです。
 良書を読み、師友と出会いますと、刺激、触発を受けます。孔子が門人の教育のために編纂(へんさん)した「詩経(しきょう)」「衛風(えいふう)・淇奥(きいく)篇」の「切するが如く磋(さ)するが如く、琢(たく)するが如く磨するが如く」を思い出します。いわゆる「切磋琢磨」です。
 切磋の「切」は骨や象牙を切ることで、「磋」はそれらを磨くこと。琢磨の「琢」は玉や石を打ち叩くことや磨くことを表し、「磨」は磨くこと、とあるのに基づいています。これは物によって加工の仕方が違うことを教えたのです。自分を磨くことも、これと同様だと教えたのです。あらゆる人から学べと教えたのです。自分以外はすべて師なりです。
 細工師の技工や、作られた細工品にたとえ、衛の武公(ぶこう)の人柄を称えた言葉といわれています。
 武公はあらゆる人から学ばれ、人を用いられたと言われています。私たちは自分の狭い価値観、固定観念から、いろいろな人と出会いながら、学ぼうという意識に目覚めておらず、出会いを出会いとできないのです。そしてウロウロと良い人いないかな〜と探し回る、そして国や会社をダメにしてしまうということがあるのです。
 学ぼうとしないばかりか、否定さえしてしまうという愚を犯してしまう、学ぶ人は和を大切にします。和とは切磋琢磨です。和とは人様を活かすことです。競争ではありません。来月もご一緒に「老子」を学びましょう。7月3日(火)午後6時半大阪市中央公会堂地下研修室で再びお目にかかりましょう。それまで慎独を大切に。
 今日午後4時から7時NPOこころのはな「子ども食堂」を開店します。今日の正午までご予約を受けつけております。小学生以下は無料。中学生以上保護者の方は300円ちょうだいいたします。ご予約後のキャンセルの場合も必ずお電話お入れてください。おまちしております。
 明日は「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」、明後日は「にんげん学」東京講座「老子を読む」です。共に6時半受付、8時半まで講座です。ご一緒に学びましょう。
 今日も身近な世界から学びましょう。幸も不幸も身近から生じることをお忘れありませんよう。学びの1日を豊かにお過ごし下さい。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
※心華寺で一泊、プチ修行をして心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、非日常体験で、新しい自分発見を。
〇「にんげん学」大阪講座ご出席の皆さんありがとうございます。来月もご一緒に学びましょう。7月3日(火)です、会場でお待ちしております。


大阪のKさん、毎月サンドイッチありがとうございます。伊丹の菓子司「寶樹庵」のYさん、季節の水無月と、工夫の生菓子、雪餅をありがとうございます。ごちそうさまでした。