教育=共育

おはようございます。

 今朝は昨日からの強い雨が降っています、地震の後の雨、二次災害が起きなければいいのですが、何ごとも無いことを祈ります。
 昨日は今月2度目の定期検診、いつも乗りますJR奈良線は一昨日の地震の影響で電車に遅れが出ていました。帰りの電車は間引き運転、しかし、このような時にでも市民の足である電車を動かして下さる、ありがたいことです。このようなときに遅延を怒るようではいけません。一層感謝すべきです。
 公という使命感、公衆道徳の大切さを改めて感じています。社会の中で一人一人が自覚して守らなければならない道徳観念。いろいろあると思われますが、やはり、心学の大切さがここでも感じます。
 公衆道徳はやはり、家庭での「躾(しつけ)、教育に有りです」。家での価値観の共有が、家から一歩出たときの公衆道徳を守る事につながります。
 論語、学而(がくじ)第1、2条「有子曰(ゆうしいわ)く、其(そ)の人と為(な)りや、孝悌(こうてい)にして上(かみ)を犯すを好む者は鮮(すくな)し。上を犯すを好まずして、乱を作(な)すを好む者は、未(いま)だ之れ有らざるなり。君子は本(もと)を務む、本立(もとた)ちて道生ず。孝悌なる者は、それ仁の本たるか。」。
 意「親孝行に励み、兄姉を敬う人の中に年長者を軽んじる人はいない。年長者を大切に思う人の中に世間を混乱させるような人はこれまでにいない。君子は人としての根本の修養に努める。根本が定まれば道が開ける。孝行悌順(こうこうていじゆん)こそ仁の根本なのだから。」。
 有子は孔子の弟子であり、父母に孝行を尽くし、兄にもよく仕えたといわれています。有子は「人は父母から生まれ、兄姉とは血を分けた親しい間柄である。だからこそ、孝悌は人が有する良心だと言っています」。
 「孝」は人として基本的な道徳です。親孝行で、目上を尊敬する人間が乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)を働くわけがありません。有子は「家庭生活における孝悌を重視しています。それは、両親を敬愛し、兄姉とは仲良く助け合うという道徳の基本が家庭の中で養われ、実践できる人間は、社会に出ても上司や先輩に誠実な態度で敬意をもって接し、友人には敬愛の心でつきあうことができるからだ」と言うのです。
 そして「世の中のことはすべて根本と末節がある。末節にこだわって根本を見失えば物事を成し遂げることはできない。だから君子は一心不乱で根本を正すことに力を注ぐ。孝悌こそが、仁の根本である。樹木も根がしっかりと張らなければ、枝葉も茂らず生長しないのと同様に、人も孝悌の心をしっかりと養わなければ、仁徳のある立派な人間に生長できない」と言うのです。
 両親兄弟を見捨てる人間が、どうして天下国家、社会を思うことができるでしょうか。父母兄姉のためを思って行動できない人間が、どうして他人の利益を考えて行動できるでしょうか。家、会社、国を治めるには、まず孝悌の心で家庭をうまく切り盛りできることが大切です。
 人類は皆兄姉、世界は一家。十代前で、千二十四人、二十代前ではーーーーー?なんと、百万人を超すのです。私たちは「過去無量の命のバトンを受けついで今、ここに自分の番を生きている。それがあなたのいのちです、それが私の命です」。
 感動しましょう、今、生きていることに、そして身近な人びとに、外に一歩出れば、もしものときは、目の前の人が皆さんを私を助けてくれるのです。
 家庭(会社)では親子共に生長して行くのです「教育=共育」なのです。親子で泣き笑いするのです。心学は子(後輩)が親(上司)に隷属を教えているのではありません。親(上司)が子(後輩)に隷属しているのでもありません、親も失敗するときもあれば、子も失敗することもあるのです。だからこその敬愛であり、尊敬することが、信じ合う関係を養うのです。それでこそ信頼関係が形成され、立ち直りを促し、恥も知るのです。多くの先人が労苦を惜しまずに、築いてきた学びの道を大切にしたいものです。
 多くの人に私はお話しします。子は親を選べず、親も同じです。共に生長することです。社会に於いては学校は選べても、会社は選べても、級友、先生、上司や同僚は選べません、ときにお互いがお互いを尊敬し合う社会風土を作り出すのは先ず家庭からです。
 人は誰も争いを好む人はいないでしょう。切磋琢磨して豊かに人生を生きる「生き様」が上にあります。人として「どうあるべきか」を上に求めれば豊かな社会となるのです。
 今日も精いっぱいポストにベストを尽くしましょう。余震、地震が収まりますように祈ります。皆さんもお祈り下さい。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
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〇故郷から季節が運ばれてきました、故郷はありがたい。