限界を知って止まる

おはようございます。

 大型台風が異例の動きで進んでいるようです、気をつけましょう。先日被災されました皆様にはくれぐれもご用心ください。ボランティアの皆さん大変でしょうがよろしくお願いいたします。 
 私はポストにベストという行動理念を持って歩んでいます。自分の目標に向かい日々の中で得た結果は確かに受け止めることがベストを尽くすことと考えています。目標値と違った場合にも不満を持たず次の糧とする。上であれば慢心せずに修養、学び直し、広く深めることに精進する。この繰り返しをしています。
 要は「結果はその時々に於いて違うものだという事を覚ること」です、結果は同じではないのです。慢心も悲観過ぎることもしない。しかし、出来たときは大いに喜びはします、感謝という喜びです。そして哀しみも悔しさも感じます。それをバネに又歩み直す。私も当然喜怒哀楽を持っています。
 先日「にんげん学」小倉講座で皆さんとご一緒に学びました老子、「知ったかぶりをするな!」という戒め、知識はないよりあったほうが当然いいのですが、「知っていても、まだ知らないよ、と謙虚でなければ向上心を失い、学ぶ心をストップさせてしまいます」こうなってはいけません、慢心のよくないところです。
 そして「知らないのに、知ったかぶりをすることが最悪の人生を招くことになるのです」すべての生長を自らの手で断ってしまう。
 よく、議論をする人を見ます。そして議論をして争いになり、長年付き合ってきた人と別れる、縁を切るという人を見かけます。これは全く愚かな事です。また、教え導いているつもりが喧嘩をふっかけているような人もいます。こんな事も知らないのといった如くです。このような人は指導者の風上にもおけません。
 私は「知らないことは知らないとしなさい、という教えに忠実に従っています」その通りだと心底思えるからです。なぜかと言いますと、「知らないことは知らないと正直に言えないから起きるのが口論、争いなのです」。皆さん、この事を肝に銘じましょう。
 知っていることは知っている、知らないことは知らない、誠に簡単明瞭なことなのに、それがなかなかできない。つい、知らないくせに知ったかぶりをする。感情とは難儀なものです。そして愚かな意地を人間は持っているものです。
 そのうちブレーキを失った自動車のように、議論が暴走して、とりとめのない、益の無い意味不明の議論、感情論に暴走し、傷つけ合い別れるという愚行となる。人間とは愚かしいものです。
 「自分の知識行動の限界を知って「止まる」ことがうまくできれば、議論や話し合いほど、楽しいことはないのです」。孔子は「朋 遠方より来たる有り。又楽しからずや」と。
 蟷螂(とうろう)の斧、カマキリのように、相手かまわず戦わないことを知ることです。「大弁は言わず」(荘子、斉物論(せいぶつろん))にあります。本当の能弁家、実力者、賢者は、自分独自の主義主張は、あまりいわない、というのです。
 ちょっとばかり物を知った人は、すぐ、驕慢(きようまん)な心を起こし、おごり高ぶって人をけなし、あなどるのです。
 ですが、広く深く物をよく知った人は、けっして驕慢にならず、「自分独自の主義が、どの人にも通用するなどとは、まったく思っていないのです」。知識は条件知であることをよくよく知っているのです。
 広く深く物を知っている人は「バカになれる」のです。
 だが仕事でも何でも出しゃばらずしっかりとしますので、あなどられることはないのです。自慢話をしたり、未だ成し遂げてもいないことを、さも実現するかのように話しをすることほど滑稽なことはないのです。「すごい人間と思われるより、好人物と思われた方が付き合う方は付き合いやすいのです」。それでこそ、素晴らしい多くの人から学ぶことも可能となるのです。
 せっかく知り合った人と愚かな論争、無益な論争をして説得しようなどと考えず、黙々と行動しましょう。言行一致、ポストにベストを目指せば、驕慢な言葉は必要ないのです。豊かな人の行動は自然に人様を感化するのです。
 7月最終日曜日ゆったりと自分に正直になり、鎧を脱いでお休み下さい。台風が来ておりますが、素晴らしい休日でありますようお祈りいたします。
  
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の扉を開けます。
○一年に一度UDr.と会食、17年くらい続いているでしょうか、感謝です。U先生ごちそうさまでした。

先生に下関の名物を手土産に、創業から百年の松琴堂さんの「阿王雪」を求めに、一緒に女将さんと。いつも美味しいお料理を作ってくださる「ボンファム」さんには「雪ごろも」を、大変お喜びいただきました。女将さんありがとうございます。