感化する

おはようございます。

 「少年少女親子塾」に参加の子どもたちは昨日午後2時に下山しました。二泊三日の体験はきっと何かの時に役立ってくれると信じます。参加のみんな、今日からもしっかりと規律正しく生活して下さい。そして又おいで下さい、お待ちしております。お元気で、ありがとうございます。
 少年には「尊敬」と「慈愛」を教えるべきです。それには、大人である私たちが、目上の人を尊敬の念を以て接することです。そして周りの人びとに優しく接することでそれが若者たちに影響を与えることとなります。
 教える前に「感化」。感じてもらうことが教育の原点。良い感化、影響を得てもらうためには、「自分に厳しく、人には優しくが基本」でなければいけません。
 人に感化される、人を感化できるということは、どういうことなのでしょうか?。感化されるとは、人の意見や気持ちに影響を受けて、自身の内面の感情や考え方が変わっていくことを意味します。そのような人を実感し、自身がお手本として行動していきますと、今度は人を感化できるようになるのです。
 感化されるのは、やはり目の前の人がキチンと物事ができて、優しく感じられ、安心できるからでしょう。人は誰かから必ず影響を受けて成長します。
目上の人や尊敬している人などに感化されることによって、大きな人としての成長へとつながっていくことにもつながります。
 親が子どもを教育するに、なかなかに中庸をとるといいますか、愛情と厳しさのバランスを上手く取るということがなかなかにできないのであります。親はどうしても極に走る、「厳しくするか、甘やかすか」のどちらかです。ここで先ず大事なのが、親自らが「師を持つこと」「意見、アドバイスを聞くという人を持つ」。
 孟子は「善責めるなかれ」と教えました。善を責めるのは「己にすること」で他人にすることではないのです。他人に善を責めますと「心が離れていく・反発する」からです。大人は「人材を生かす」ことを自覚すべきです。出来ない人間をいくら責めたとしても一向に改善はしないのです、現実の問題をもっと複雑にしてしまうだけです。
 大人は己を「言葉によって修め、正す」のです。それによって人は「感化される」のです。このことは「迂遠(うえん。まわりくどい)」のように思われますが、教育とは「影響力こそが第一」なのです。社会の雰囲気、風潮が大事だということです。
 子ども、社員、国民をどのような人間性、国民性に育てるかの目標、意志を確かにしてこそ家、会社、国の経営の大本である人材を育成できるのです。
 人間とは素晴らしいものですが、「小さな親切大きな迷惑」という俗諺があるように、幼稚な面もあることを我々は知るべきです。人から言われて正すことの出来る達人は数少ないのです。
 言葉は人を責めるものではなく、己を正すことにあるのだという責任、覚悟、自覚できる私たちでありたいものです。
 人を責めることの一番の弊害は「進化が止まる」ことにあります。人を責めることは「慢心の極み」でもあり、「人間性が歪む」ことであり、「堕落の道へまっしぐらに進む手助けをしている」ことを知らなければいけません。
 子どもを教育するときの注意は「責めすぎない」ことにあります。子どもと親の心が離れてしまっては修復が難しくなり、子どもが心を閉ざしてしまいかねないのです。子どものペースでじっくりと育てて下さい。そして親御さんも日々学ぶ姿勢を大事にして下さい。
 「少年少女親子塾」を毎年開催し、先ず自らを反省するときと捉えています。私を信じ、お子様を送り出してくだされました皆様、今日から一層修養をしてまいります。是非お子様とご一緒に、四大指針、五箇条の精神を時々はお唱えいただければ幸いであります。
 ブログをお読みいただいております皆様も是非よろしくお願いいたします。
 今日は下関・愛宕寺の「盆・施餓鬼法要」です。お家の安泰の要、お子様の健やかなる成長はご先祖様を大切に供養するとことが第一歩です。午前10時、ご一緒に愛宕寺にてご先祖様へのお盆の回向供養の祈り愛をいたしましょう。お待ちしております。
 心華寺・金港辯財天の「盆・施餓鬼法要」は明日の午前10時です。こちらへもどうぞおまいり下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。
〇少年少女親子塾ご参加の皆さんありがとうございます。
坐禅、楽しいそうめん流しと、修了式を終えての記念写真です。