結果にとらわれず

おはようございます。

 新しい週、先週はいろいろとありましたが、一新して今週の歩みを進めてまいりましょう。北海道の皆さんも、心新たにして皆さんで力を合わせ今を歩んで下さい、応援しております。
 いつも書いていますが、始めがあれば終わりがある。しかし宇宙は無始無終が理(ことわり)。いつ始まったのか、いつ終わるのかなどはわからないのです。いつ良い種が蒔かれているのかもわかりません、だからこそ日々一新してポストにベスト。
 しかし私たちは一日が始まりますと、どうしても終わり、結果を考えてしまいます。良い結果を出し、悪い結果で終わりたくないと。仕事でも同様ではでないでしょうか。失敗、成功で心がぐらつく。このような思いが人情というものでしょう。
 このような状態を、心ここにあらずといいます。「礼記(らいき)」に「心ここに在らざれば視れども見えず、聞けども聞こえず」と。「心が、そのことにしっかり集中していなければ、たとえ視線が、そこへ向いていても、 何も見ていないのと同じことであり、聞こえていても耳に入らない」のです。
 良い結果を本当に望むのであれば、目の前に集中すべきです。他のことに心が囚われていたのでは何一つ聞こえず見えず、何をしているのかもわかりません。
 良い結果を望みながら、得られていないということは「自分の心が他に奪われていることを自覚しましょう」。
 結果は必ず良否として出ます。その結果にとらわれず今週は目の前のポストにベストを尽くすように心がけておすごし下さい。目前に無心になり集中しゾーンに入る三昧に入ることほどの悦びはないのです。自分の人生を悩み苦しむのではなく、楽しみましょう。楽しめば自ずから良い結果は導き出されます。
 今夜は「にんげん学」京都講座「老子を読む」。先月はお休みしましたので楽しみにまいります。
 新しい一週間充実の一週間でありますことをお祈り致します。
    
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌