進むも止めるも自分

おはようございます。

 「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。今年の最終講座に新しい師友の方がご出席くだされた、終わりよければすべてよし、ですね、ありがとうございます。心学、学びはありがたいものです。
 ノーベル医学生理学賞を受賞する本庶佑京都大特別教授が5日関西空港から受章式に旅立つときのコメント、「一緒に研究してきた学者」「切磋琢磨してきた学者」の方々に感謝します云々というコメントに、とても感動しました。
 昨夜学びました論語、子罕(しかん)第9-19「子曰く、譬(たと)えば山を為(つく)るが如し。未(いま)だ一簣(いっき)を成さざるも、止むは吾が止むなり。譬えば地を平らかにするが如し。一簣を覆(ふく)すと雖(いえど)も、進は吾が往くなり。」
 訳「あることを成し遂げるというのは、山を築くのに似ている。最後の一積みを残したままだとしても、それは自分がそこでやめただけということだ。また土地を平らに整備するのと一緒ともいえるだろうか。最後の一すくい分が埋まったというのも、自分がやったからだ。要するに何かを成功させるのは、すべて自分にかかっているということだ。」
 本庶教授のお話をお聞きして上の論語を思い起こしていました。何か新しいものごとにチャレンジしようとするときに、「自分を奮い立たせる言葉として覚えていてほしい章句です」。
 失敗に終わった場合、人はなにかにつけ外部に理由を見つけようとするが、孔子はそんな人間の心理を一刀両断しています。
 厳しい言い方ですが、「仕事は結果がすべて」と考えるべきです。どんな仕事でも「途中でやめると判断をしてしまったら、そこでそれまでの努力は水の泡です」。「きつい、しんどい」と感じたときが踏ん張りどころです。
 「目標に一歩一歩近づいていく姿をイメージしましょう」。夢をかなえた人たちは、見えないところで「地道な努力を日々重ねたのです」。教授の話をお聞きして一層孔子の教えが信憑性をもって私に迫ってきました。温故知新(故きを温ねて新しきを知る)、人を知ることも志を達成させる原動力ともなるのです。
 中部地区の皆さん平成30年一年ご一緒いただきありがとうございます。新年平成31年度の初講座は1月10日(木)です。来る年もご一緒に学んでまいりましょう。お大事に年末をお過ごしください、ありがとうございます。
 今夜は「にんげん学」東京講座「老子を読む」、東京地区の師友の皆さん会場でお目にかかりましょう。
 今日は努力、継続とは?ということを考えてお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※運命相談。辯財天秘法姓名判断。家相、地相の相談等々ご相談ください。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。したいけど、できないから相談することの勇気が未来の幸運の扉を開けます、ノックをしましょう。尋ねることを知恵、自明の人(自分に明るい人)といいます。