学びは人を生かすことにある
おはようございます。
今朝は良いお天気で気持ちの良い朝です。随分と冷たさも和らいできました。
「失敗は成功の母」などといいます。いかがですか？、「失敗は成功の母とは、失敗してもその原因を追究したり、欠点を反省して改善していくことで、かえって成功に近づくことができるということのたとえです」。
また、失敗してもその原因を追究しなかったり、やり方を改善しようとする姿勢がなければ、また同じような失敗をくり返すだろうということでもあります。失敗することが、成功を生み出すことから言われます。発明王エジソンの言葉だと言われています？。
老子に「善くない人は善い人にとって反省の人となる」「善い人は善くない人にとって学ぶべき師となる」とあります。論語、里仁第4-17に「賢を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる」。
訳「賢い人に出会ったら良いお手本として見習い、愚かな人に出会ったら悪いお手本として自分の反省材料にしなさい」ということです。
いかがでしょう、心学の要がここにあります。心学は事上磨錬。インプット＝アウトプットです。知って固定観念としてはいけません。学べば「頑(かたく)なならず」頑固にならないのです。
経営者の大きな仕事の一つ、また親の務めといっても良いかもしれません。こちらが望むことをやってもらうことも大切ですが、それ以上に「部下や社員さんの才能、能力、長所を見るということも大きな仕事です」。自分が指示したことを上手くできなかったから「不能呼ばわりするのではなく」、「見当違いのことをさせていたのではないか？」と己を顧みることです。
学びは「人に要求する以前に、自分が生かすことにあります」。インプット＝アウトプットです。このような姿勢態度で人様に対しますと、お互いが心を開きお互いが歩み寄り、理解し合える関係となるのではないでしょうか。先ず身近な人への「利他」、経営者、親としての「ポストにベスト」の一つであることが「できない現実を見たときに、己に省みて、指導のしかたを学び直すべきです」。
「出来ない人をみたら、先ず己を反省する」。このような態度が、「できない人はできる人の師となり得るのです」。
要するに、心学を学ぶ人は頑固にならず、己がどうあるべきかに気づき、「部下の長所を見抜き、それを生かし、短所は避け、完全無欠であることを求めなくなるのです」。完全無欠とはいっても己の小さな我であることの愚かさを知ることが智慧ともいえます。大切な社員さんを「うまく使っていないことに気づくべきです」。
部下の方やお子様のことで、「え？」という思いを抱いたときには「才能を見抜いていないことを己に求めましょう」。心学を学び頑固にならず、目の前の人の才能を見抜く目と心を養いましょう。
よく、経営者の方が部下の才能を云々される方があります、それは例えば、高性能のパソコンやシステム機器を揃えたからといって売り上げや成果が上がるわけではないのと同じです。
立派な道具がそろっていても、社員さんがいても「結果が出ないという会社は」「意識を変えることが先決なのです」。今ある人材や物で結果を出すには「どうすればいいのか？」それを工夫してやっていくことが上に書いたことにあります。頑固にならず学ぶことです。「学びは人を生かすことにある」のです。
今夜は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」Taoのパワーを学びましょう。午後6時半大阪市立中央公会堂地下研修室でお目にかかりましょう。
皆さんも、できない人を見たとき、不平不満を言うのではなく、己を反省するようにしてはいかがでしょうか？。より一層親近感が増し、社員の皆様や身近な方々との融和がもたらされるかもしれません。
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