寵辱にビクビクするな

おはようございます。

 「にんげん学」京都講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。一ヶ月一度、外に飛び出そうとする心、外に捕まえられている心を取り戻す心学。学びは己を見失うことを防ぎ、外からの力を自身の力と変えるのが心のエナジー、Taoエネルギーパワー。
 昨日学びました、13章、「寵(ちょう)」、ほめられれば得意満面になり、「辱(じょく)」叱られれば失意悄然(しついしょうぜん)となるという意味です。このような一時のことで心を奪われて、心の余裕を失ってはダメだという話。人生は、褒められるためでもなく、叱られるためでもないのです。人生、自分の選んだ道を歩む使命感に目覚めましょう。その上で、褒められても自惚れず、叱られたら、注意を怠らず、修正するという楽しい人生です。
 朝は自然に目覚め夜は自然に眠くなります。自然、道に生きるとはまさしくこのようでありポストにベストを尽くすことです。
 我で考え「こうあるべきだ」を捨てなさいと老子。人間をはじめ万物はみな、生まれたときは柔らかく、死が近づくにつれて堅くなっていくのです(最近の私は体が硬くなっていく実感をしみじみ味わっています。だからこそ心は柔軟で在りたい)。
 つまり、柔弱なものは「生」、堅強なものは「死」だと老子は分類するのです。頑固はあかんということです。何かに当たれば「柳に風と受け流すしなやかさが、いくつ何才になっても大切です」。
 頑固者は「こうでなければならない」「こうあるべきだ」との考えに凝り固まって人様に対し嫌われるのです。人の意見など聞き入れる前に決めてかかる、これでは伸びて行くことはできませんし、高齢になれば嫌われ避けられるという己を自らつくり出すのです。
 時代の情勢の変化に頑固では柔軟機敏に対応できませんし、自由に物事を考え、行動できなくなってしまうのです。「そっちが私に合わせろ」という感じになって、周囲の人たちと対立することが増えてしまうのです。
 老子は「あらゆる価値観を受け入れながら、自分を縛る縄を解いて自由になって、柔軟に物事に対して歩みましょう」という教えます。決して長いものに巻かれよといっているのではありません。
 このように生きることができるということは、自分の使命を確かにしているということです。
 皆さん、杉は杉として大木になるのです。私は斯波最誠として大きく豊かになっていこうと日々新たな価値観を受け入れ栄養、糧として対応し今日があります、これからも柔軟にあろうと自分を見失わないように学ぶのです。
 素晴らしいビジネスマンの皆さん頑固はいけません、水のように柔軟に対しましょう、上善如水です。
 今日はNPOこころのはな「子ども食堂」開店日です。午後4時から7時開店です。今日の正午までご予約を受けつけております。0774-45-5561。小学生以下は無料。中学生以上保護者の方は300円ちょうだいします。ご予約後のキャンセルの場合も必ずお電話お入れてください。お待ちしております。
 明日は「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」、明後日は東京講座「老子を読む」です。一宮は一宮マツダ販売株式会社会議室。東京は東京都中小企業会館(銀座)です。一宮、東京共に皆様のお目にかかれますことを楽しみにでかけます。
 素晴らしい水曜日となりますよう。
  
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。