信はあらゆる功徳を受け取る清らかな手

おはようございます。

 ヒンヤリと感じる爽やかな風が窓から入ってきます曇り空の朝です。

 私にはいっぱい好きな教えがあります。その一つ「信はあらゆる功徳を受け取る清らかな手である」そして又「信は火である。人びとの心の汚れを焼き清め、同じ道に入らせ、その上、仏の道に進もうとする人びとを燃え立たせるからである」。
 「信」という文字は「人」と「言」の組み合わせ、つまり「人の言うこと」なのですが、これには「疑わない」という意味があります。
 「あの人は、この道を行けば幸せになると言うけれど、なんとなくあやしい気がする」と思ったら、これは信ではありません。なんら疑いの念をはさまず、教えられたとおりに真っ直ぐに歩むのが信です。
 「宝雨経(ほううきよう)」のなかにこのような教えがあります。
 「ある人が、真夏の暑いときに広い野原を歩いていました。彼はのどの渇きに堪えながら、西から東へ向かっています。すると、東のほうから人が歩いて来ました。彼はその人に聞いたのです。
 「このあたりに水はありませんか」と。
 東から来た人はこう答えました。
 「この道を行くと水はありますよ。わたしは今その水を飲んできたばかりです。この道を真っ直ぐに行くと、道が二つに分かれている所があります。左のほうへ行かないで右へ行ってください。すると、青い山が見えてきて、その手前の林の中に、清らかな冷たい水が湧いています。その水を飲んで、のどの渇きを癒やしたらよいでしょう」。
 この話のあと、経典はつぎのように説くのです。
 「水があると聞いただけで、のどの渇きは癒えないだろう。言って飲んで、はじめてのどはうるおうのだよ」と。
 「疑わずに行って飲む」、ここに本当の信がある、という教えです。
 ここに出てくる「広い野原」とは、私たちの生涯のこと。「暑さとのどの渇き」とは、煩悩のために苦しむこと。「道」とは、仏の教え、「飲む」とは、教えにしたがう、ということなのです。
 「人は内に清浄なる水を得て、然(しか)る後にその熱と渇きとの患(うれい)を除かん」と、経典は念を押しています。
 「信じて、実践して、はじめて救われる」と教えているのです。
 話の中に、「左のほうへ行かないで右へ行ってください」とあります。
 これは「あやしい道に誘い込まれないで正しい道を行くのですよ」という意味です。「突き当ったら右へ」というのとは違います。それだけだと、いざ突き当ったときに、右か左かと迷うのが人間なのです。「左のほうへいかないで右のほうへ」と言われると、その場で「そうだ、左はいけないと言ったな」と思って右を選ぶのです。こう教えるのを「親切な教え」と言っています。
 さらに心したいことは、「清らかな冷たい水」のありかを教える人は、それを「飲んだ人でなければならない」ということです。
 「清浄なる水」とはっきり言えるためには、「自分が味わっている」という経験、体験、実践が大事なのです。
 そして、そういう実践者の指導に「信じてしたがえる人」は幸せなのです。教えられたとおりに歩いていけば、おいしい水をいただけるのですから。
 明日は私に、おいしい水を味合わせてくださいました、「お師匠」様をお招きしましての「不滅の法燈ご分燈20周年記念大法要」を勤修いたします。皆様にも素晴らしい「冷たく清らかな法水を味わっていただきたく願っております」。明日午前9時心華寺におまいりください。
 「信仰」の信も、「信念」の信も、同じことです。つねに疑い、つねに尻ごみをしている人々には、真実の光は見えてはきません。
 明日は疑いのない、清らかな手をさしのべて、真実の光を存分に浴び素晴らしいご縁をいただきましょう。お待ちしております。
 今日は信という言葉を考え、行動の有無を考えてみてはいかがでしょう!。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
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☆明日のおまいりをお待ちしております。今日からおまいりお手伝いにお見えになられます全国の皆様お気を付けてお出かけ下さい。

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