節目は繁栄の源泉

おはようございます。

 今日は下関・愛宕寺様ご開山・前住職様の祥月命日です。祥月命日法要を終えお昼から心華寺へ戻ります。
 7月今月も毎日お訪ねお読みいただきありがとうございます。月初めの7月7日には「不滅の法燈ご分燈20周年記念大法要」を厳修致しました。多くの皆様にご協賛おまいりをいただき感謝いたします。大きな節目でした。節目とはよくいったものです。節目が無ければ次への成長はないのです。
 一生を確かに生き抜くための、目標が節目でもあります。自分で目標を立てる前に、節目だと実感できるには、先人に「お作りいただいた目標、祥月命日、日課としての先祖供養等々、いろいろありますことを大事にしなければいけません」。皆様の世界でいいますと「お仕事」です。

 師の元へ入門してからの在り方、姿勢は「誠心誠意」「ポストにベスト」でした。最初は意味も分からず、ただただ言われた事を黙々と行動。黙々と行動していますと、白隠禅師(はくいんぜんじ)の教えの言葉の中にあります「動中の工夫」の喜びが湧いてくることを知りました。教えの言葉はありがたいものです。
 「動中の工夫は静中に勝ること百千億倍す」という教えです。私たちの修行は日課の勤行や坐禅の他に作務(さむ)と呼ばれる農作業や掃除、雑務等のいわゆる日常生活の修行があります。この日常生活の繰り返しが修行の要道であり最も大切です。

 何故かと言いますと、いくら勉強が分かっても、何故勉強が大切なのかの意義は日常生活を疎かにしていたのでは理解できないのです。
 この場合「静中」は坐禅、「動中」は作務といえます。「工夫」とは、修行に精進することを意味し、そのまま訳しますと、作務中の工夫は坐禅の百千億倍になるということです。
 道中、実践で感じる喜びの工夫は静かに考えて得られるような喜びではないのです。「心の奥底から突き上げてくるような喜び、ヒラメキ」が「動中の工夫は静中に勝ること百千億倍す」なのです。
 日課や節目の法要時に「やらされている」というような思いで行っているようでは「動中の工夫は静中に勝ること百千億倍す」とはいかないのです。無我無心でなければ到底このような心境にはなり得ないのです。

 「今の喜び」「目の前の喜び」しかないのが動中の工夫なのです。これは体感しなければ体得していただけないかも知れません。この心境に到達しますと、何か良いこと無いかな、などと目の前の有り難いことをやりながら、愚かな考えは湧いてこないのです。目の前の宝に気づけないようでは一生ウロウロするのです。
 先人から伝えられた日課や節目を無我無心に行うことは自身の中にある「徳を目覚めさせる節目でもあるのです」。愛宕寺前住職様の今日の祥月命日法要も大きな節目なのです。
 先人のことを敬い、慕い続ける中に「繁栄の源泉がある」ことを体得しましょう。7月のご訪問ありがとうございます。心より感謝申し上げます。
 明日8月1日(木)は「にんげん学」一宮講座「老子を読む」です。一宮講座もいよいよ明日から「老子を読む」に入ります。そして明後日2日は「にんげん学」東京講座「老子を読む」です。一宮、東京共によろしくお願いいたします。
 7月末日、一ヶ月を総括して明日への備えにいたしましょう。

 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※運命開運相談。辯財天秘法姓名判断。家相、地相の相談等々ご相談ください。0774-44-5380。mail:bonsan01@wao.or.jp。相談したときから主体性のある本物の人生が始まります。相談料は一件につき五千円いただいております。
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※ご家族で修養しませんか!家族の絆が深まり、家庭内の憂いが無くなります。

✩昨日は心華寺・金港辯財天様の「仏器磨き」の日でした。皆様ご奉仕ありがとうございます。ご奉仕の徳は計り知れません。これからもよろしくお願いいたします。

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