自己への回帰

おはようございます。

 日々感謝の祈りを捧げます。ただただ一筋の道を歩んで来られたのは「教えがあったればこそ」との思いを日々強くしているからでもあります。話し方、行動一つ、教えがなければ、悦びにも気づかず、使命感にも気づけず、人を見ては羨(うらや)み、我欲に翻弄(ほんろう)された空しい一生だったであろうことは火を見るよりも明らかです。
 生きがいや、使命感も持たずに、我欲に惑わされた人生は、「塩水を飲んで渇きが癒(いや)やされないような人生であったであろうことが想像に難くありません」。
 やはり、教えを知った、言葉を知った、生きる指針、目的を持てたことが大きな価値であったと感謝しています。「一隅を照らす、ポストにベスト」です。
 これは孔子の言う「君子は人の己を知らざるを患(うる)えず、己の人をしらざるを患(うれ)う」です。伝教大師様の教え孔子の教え共に簡単明瞭です。しかし、この言葉を淡々と行える人がどれほどいるかといえば甚(はなは)だ?でもあります。
 人は「己を知らないから迷う」、また「教えの価値、人の素晴らしさを知る価値の大事を知らないからこれまた迷う」のです。これらの迷いはすべて「己を知らないことから生じるのです」。人を知ること以上に「先ず己を知る、己を知れば人の素晴らしさ、教えの偉大さを知ることができる」のです。ここに目覚めることの大事があります。
 己を知るとは、「己の不足を知る、己の足るところを知り、己の欲するところを知り、己の欲せざるところを知り、己の益あることを知り、己の益なきところを知り、己の長短大小優劣軽重を知ることです」。己を知りますと、「人が己を知るも、知らなくとも、それを喜びともせず、また悲しみの種ともしない」、要は今やっていることにブレない「一隅を照らす、ポストにベスト」となるのです。
 喜びともせずとは少しオーバーですが、「徳は孤(こ)ならず必ず隣あり」で、どんな人も友が遠方より来たれば必ず喜ぶものです。このことは、私たちに人間の「真実の心情が、友を求めるからではないでしょうか」。
 しかし、何もせず、教えの示すことも知らず、ただ単に欲望にて人を求めたとしても、それは空しいものであるのです。そのような勝手な思いに人は慕って尋ねてくれるはずもないのです。
 今日午後1時半より「にんげん学・全国師友合同講座」、「自己へ回帰する」という話です。己の心を奪われるから、才能を活かせない、天命を知ることもできないのです。学んでも知っても「迷いを重ねる」という愚に終止符を打ちましょう。いくら学んだとしても「己を知らずして学んだとしても何もならない」ことを知りましょう。お待ちしております。
 そして午前10時からは心華寺・金港辯財天様「水子供養祭法要」です。あなたしか知らない水子の霊様です。おまいりご焼香ください。
 明日はNPOこころのはな第25回「ひきこもり女子会」を午後1時半より開催します。予約不要です。お待ちしております。
 今日は自分をじっくりと考察してみましょう。良い休日をお過ごし下さい。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
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