自分を改める

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。文化の日で休日の中、感謝いたします。心学の一番大切なことは学んだら「自分を改めること」です。いくら正しい言葉を学び、発したとしても自分の行動ができていなければ、その言葉にも行動にも重みを人は感じるはずもないのです。それ以上に信頼感を失います。
一宮の皆さん来月は今年の最終講座です。12月8日(木)最終講座をしっかりとして一年の締めくくりをしましょう。寒くなりました。お大事にお過ごしください。来月も楽しみにまいります。
リーダーの地位に在る方が時折嘆く言葉、部下の方に意見をしても聞き入れてくれない。聞き入れないのは、言っているあなたに問題があるからかも知れません。部下の方の嘆き、上司は私のことを理解してくれない、これらの言葉は、双方とも言葉を理解しようとしていない故の嘆きの言葉です。
意見を言われた人は、ただ反省するだけではいけません。忠告をしてくれた人の真意をくみ取り、実際に改め実行することです。
そのことに気づかせてくれる昨日の学びでした、論語、子罕(しかん)第9、24条「子曰く、法語(ほうご)の言(げん)は、能(よ)く従うこと無からんや。之(これ)を改むるを貴(たっと)しと為(な)す。」
訳「筋の通った忠告だと、従おうとするが、大切なのは従うだけでは無く、実際に自分を改めることだ。」。
「反省とは相手の真意をくみ取り実行にうつすこと」だと教えています。人に注意されて、素直に受け止められる人はあまりいないかもしれません。その場では、嫌な顔をせずにいうことを聞いているようでも、心のなかでは腹を立てている人もいるのではないでしょうか?。「言葉に従うよりも心と行動を改めることが大切だ」と孔子はいうのです。
ここからの理解が更に肝心。「やさしい言葉で注意をすれば、怖くないのでとりあえず聞いている振りをして、聞き逃しがちであるが、その真意を知ろうとすることが大切である。怖いから従おうとか、やさしいから聞き逃してしまうようでは、どうしようもない」というのです。
この上司は怖いからいうことだけ聞いておこうとか、この先輩はやさしいから聞いている振りをしておこうとか、真意をくみ取らずに、相手ありきで行動するのでは「自分にとって何のプラスにもならないぞ」、と教えています。
それ以上に、言葉をそのような気持ちで聞いていれば、己の言葉が軽々しく、発した言葉は誰の心にも響かなくなるのです。人を馬鹿にした態度は厳に戒めるべきです。
私たちは間違おう、失敗しようと行動していません。だが、間違ったり、失敗したりするのが人です。だからこそ、「どうして注意されているのか、表面的ではなく、相手が伝えたい言葉の真意をしっかりくみ取って自分の行動や発言を改め、改善していく真摯な態度が大切なのです」。
豊かな人生を送っておられる人、ブレーンを多くしていく人を拝見しますと「常に謙虚に相手の言葉を受け止める柔軟性を忘れていないのです」。だからこそ信用にもつながり、多くの朋が得られるのです。今日は言葉を大切に発し、聞き入れましょう。良い一日を。
今夜は「にんげん学」東京講座です。論語20巻の最終章です。是非ご出席ください。学而(がくじ)第一と起承転結を為している大切な章です。会場でお待ちしています。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」「鳥取地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
☆昨日の朝心華寺を出て宇治橋を。


昨日の夕日です。


「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さん遅くまでありがとうございます。

講座へご出席のIさんが乗ってこられるお車、可愛いので。