嫉妬心は心を滅ぼす

おはようございます。

 人間的生長をストップさせてしまう原因の一つ相対的観念から生まれる「嫉妬(しっと)」。大小に限らず嫉妬心にかられることは誰でもあります。何故人は嫉妬心を感じるのでしょう?。第一は「常に人と比べている」。第二は「自分に自信がない」。第三は「人に対してネガティブな思い込みをしている」。
 この嫉妬心の強い人とはどんな人なのでしょう。「負けず嫌い」「体裁を気にする」「自尊心が強い」「感情が豊か」な人です。
 このような人は「ささやかなことで怒り出します」「いかに自分が優秀かを力説、アピールします」「すねる」「人を束縛する」「気になっている人を批判する」「人にレッテルを貼って、相手によって態度を変える」「人に左右される」等々。
 老子は、もう少し楽しく生きましょう、と教えます。人間は大きな愛、宇宙から生まれたTaoの存在、許容の世界。小さな我の世界でくよくよ、イライラしなさんな、結果を出すことばかり、好かれることばかりを追い求め、「人を押しのけてでも勝つ」とばかりに強引に進めてはいけないよ、「悪い報いがはね返ってくるだけだ」。
 良い結果を出したいなら、「自然の中で果物を育てるように、自然の力を借りれば育つよ」。それと同じように人の社会も「周囲の人たちの面倒をよくみて、力を合わせて取り組みましょう」と教えます。
 嫉妬深い人は、頑張り屋さんです、成果も見事に出し、自分の力はこんなに凄いんだとばかり、過去の栄光にしがみつきがんばるのはやめましょう、そうしないと、自分を壊し、周りの人を壊し、人心が離れてしまうよ、せっかく授かった才能がもったいないよと老子
 努力して得た成果を、何ごとも力で得たなどと考えては自分の心はすさみ、荒れて落ちつかず、人の心も乱してしまうからやめましょうと。
 皆さん、嫉妬を尊敬に換えましょう。豊かに安心して自分を高められます。自分の出来ないことがあることを知れば、人の才能を知ることができるという豊かさに目覚めましょう。知は不知なりなどとはならないようにしなければいけません。
 自分の知っていることは認めても、他の人が知っていることを否定するなどという愚者になってはいけません。老子のように、知って知らずという愚人となりましょう、「大智は大愚の如し」とも言います。
 「にんげん学」東京講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。来月は9月14日(金)です。周りの人を大切にお過ごしください。ゆったり暮らせます。
 お盆休みに入ります、帰省される皆さん暑い中体調にはくれぐれもお気を付けてください。行き帰りの道中は慌てずに楽しくお過ごしください。
 明日は心華寺・金港辯財天様「水子供養祭法要」です。声なき水子の霊様の供養をいたしましょう。何か思ったことが上手くいかない、家庭がいつもゴタゴタしている等々のお悩みの皆様ご相談下さい。明日午前10時から厳修いたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
○「にんげん学」東京講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。Mさん、毎月お花をありがとうございます。Kさん、皆さんへのお菓子感謝いたします。