人として、どうあるべきか

おはようございます。

 今朝は昨日より寒さが緩んでいるようです。昨日は建国記念の日でしたので、「人として生涯どうあるべきか」を皆さんにお考えいただきたいと思い、「にんげん学」講座で最初の頃に資料として用いました「大学」を紹介します。

 「大学の道は、明徳を明らかにするにあり、民を親(あら)たにするにあり、至善(しぜん)に止まるにあり。止まるを知ってのち定まるあり、定まってのちよく静かに、静かにしてのちよく安く、安くしてのちよく慮(おもんばか)り、慮りてのちよく得。 物に本末あり、事に終始あり。先後するところを知ればすなわち道に近し。 古の明徳を天下に明らかにせんと欲する者は、まずその国を治む。その国を治めんと欲する者は、まずその家を斉(ととの)う。その家を斉えんと欲する者は、まずその身を修む。その身を修めんと欲する者は、まずその心を正しくす。 その心を正しくせんと欲する者は、まずその意を誠にす。その意を誠にせんと欲する者は、まずその知を致す。知を致すは物に格(いた)るに在り。物格(ものいた)ってのち知至る。知至ってのち意誠なり。意誠にしてのち心正し。 心正しくしてのち身修まる。 身修ってのち家斉(いえととの)う。家斉いてのち国治まる。国治まってのち天下平らかなり。天子よりもって庶人に至るまで、壱是(いっし)にみな身を修むるをもって本となす。 その本乱れて末治まる者はあらず。その厚くするところの者薄くして、その薄くするところの者厚きは、いまだこれあらざるなり。」
 人としての根本を養うことの大切さを孔子の弟子である曾子が著した『大学』は、大人の学、すなわち人によい影響を及ぼす人物となるための教えを記したものであります、にんげん学を学ぶには最も手近な古典として、にんげん学を始めた頃に一度皆さんと学びました。
 昨日建国記念の日を迎え、皆さんに広く知っていただきたいと願い、書きました。是非「毎日音読・素読」を日常として心魂に染みこませていただきますよう。
 徳には見える徳と見えない徳があります。木の根は地中にあって直接見ることはできませんが、非常に大きな役割を持っており、その働きによって、幹や枝や葉や花が表にあらわれます。「見えないところで大きな働きをしている徳を玄徳といい、表に現れた徳を明徳といいます」。
 ですから人間も、立派に成長していくためにはまず根をしっかりと養わなければなりません。明徳の裏には常に玄徳があることを認識しておくことが大切です。しかしながら、人間の明徳にはしばしば「我欲」という霧や、「私欲」という雲がかかります。我や私を少しでも薄くしていくよう努めて、太陽がはっきり見えてくるように明徳を明らかにしていかなければなりません。ここに道徳の大事、心学の大事があります。
 連休明け、現実のお仕事の根底にあるものに感謝しお過ごし下さい。感謝が平和な家庭、国を作っていきます。
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世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
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