自分が嫌なことは人にしない

おはようございます。

 3月弥生、今月も宜しくお訪ねください。弥生(やよい)、草木がこれからスクスクと生い茂る季節、弥生という言葉の響き、良いですね、やはり良い言葉には善い響きがあり、魂にまで響き何かが始まりそうに感じます。善い言葉を発しましょう。
 今月は卒業の季節でもあります。そして新たな世界への旅立ちの序曲の月。新たな別れと出会いも沢山あります。縁は大切にすべきです。良縁を良縁と出来るか否かは、自身の対応力です。
 新しい月を迎える、新年度を迎えるとなれば、どなたも一新し、気持ちを新たに、決意を新たにして人生に、会社に臨むのではないでしょうか。
 気は持ちよう、どのような思い、気持ちで人生に人様に仕事に対するかで人生の展開が大きく違ってきます。いろいろな価値観がありますが、どのような価値観で人様というご縁に対するかです。
 出来ることなら、人様には厭な印象を与えたくないというのがどなたも持っている感情ではないでしょうか。皆さんはどのような態度で出会ってくれる人が好きですか、いかがでしょう?。どのような態度で出会おうと考えていますか?行き当たりばったりでは善い対応はできません。何ごとも修練修養で身につくのです。
 知識はいつも書いていますが、決まった物事に大いにその力を発揮します。ですが人間、人様はそれぞれの思いは千差万別です。

 しかし、「性 相近し、習い 相遠し」です。感性はおおよその人は似ている、共通しています。日々の生活習慣で性質や性格が変化していくものですが、元来の根本の性、感性は共通性があるのです。
 眼は「美しいものにひかれ」、耳は「美しい聞き心地の良い音(声)にひかれ」、鼻は「よい香りにひかれ」、舌は「自分の好みの味にひかれ」、身は「感触の良いものにひかれ」るのが感性、五感の特性です。逆のもの、嫌なものを否定するという「性がある」のです。
 論語、公冶長(こうやちょう)第5-12に「自分が嫌なことは人にしない」としての人生観が説かれています。(人生観・自然や社会との関連のもとで、人生の意義あるいは目的、生きる価値、その手段などについて、判断や行為の指針となるべき考え方。その人の素質・教養・体験を通じて形成された、人生に対する見方)。
 「子貢曰(しこういわ)く、我れ人のこれを我れに加えんことを欲せざるは、吾れ亦たこれを人に加うること無からんと欲す。」
 訳は「子貢が、自分がして欲しくないと思っていることを強要されるのは嫌なので、私も自分がしてほしくないと思っていることは他人に強要しません、と言った」。
 「自分にとって不快なことは他人にもしない」ということですが、これはとても難しいことです。難しいことですが、人の道として心がけなければいけません。
 不快に感じることや、してほしくないと感じることは日常の中で意外と多いものです。悪口や、不平不満をいう、理不尽なことで怒る、欠点ばかりを見つけるなど、挙げればきりがありません。
 孔子は「恕(じょ)」を人生観の根本に据えています。恕とは「思いやり」です。「相手の視点に立って物事を見る」。そうしますと「相手がされて嫌だと思うことが見えてきます」。
 職場や日常生活のなかでも、周囲の状況や環境を考えて思いやりをもって対応することは、「人間関係をより円滑にすることです」。思いやりをもって接しますと、人様は何が嫌で何が好みかが観えてきます。

 「それは同時に自分が過ごしやすい環境を作ることにもなるのです」。
  日常の人間ウオッチング、観察が大切です。自分のことばかりを考えていると、周りが見えてきません、要注意です。
 孔子は「頭で考えたり、口でいうのは簡単だが、行動に起こすことは難しいことだと教えています」。そこで昨日書きました「出社前3分間の素読・音読でデトックスすること」です。善言をインプットしたらアウトプット。
 思いやりをもって過ごすとは「悪口を言わない」「不平不満を言わない」「欠点ばかりみない」で「相手の立場になる」ことです。そうしますと「自分が嫌なことは人にしなくなる」のです。相手の立場に立ち、自分が嫌だと思うことは人様にもしないようにする。自分も嫌なことは人様も嫌なことなのです。
 今月は新しい芽が吹き出る季節、私たちも弥生の陰暦名のごとく、いよいよ、ますます生い茂るが如く過ごしやすい環境を作るように、人様に嫌なことをしないことを3月の指針としてくださいますよう。今月も宜しくお願い致します。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
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☆今朝は春の気を感じました。

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