挑戦なければ成功せず - 毎日読む心の栄養ドリンク

おはようございます。

　昨日は「考え方」ということを書きました、私は知識学が不得手、覚えることが苦手ですので、道に沿う、型にはまることがとても嫌でした。
　しかし、あるとき、こうなりたいという思い、考えはあるものの、何一つ思いが実現しないことを知ったのです。そこで考え方が大切なのだと、自覚できたのです。
　「考え方が地位を決める」ということも、比叡山下山後実社会で活躍されている皆様を拝見して気づかせていただきました。
　いくら出世をしたい高い地位を得たいと考えていたとしても、その考え方が出世する、地位を得る確かな考え方でなければいけません。
　地位が人をつくるのか？あるいは、考え方が人の地位をきめるのか？。社長という肩書きが、社長にふさわしい人をつくるのか？、あるいは、社長にふさわしい考え方ができるから、社長になれるのか？。どちらもありますが、正しいのは後者です。
　もし今、考え方がないのなら、正しい考え方を身につけるべきです。「地位(ポスト）だけでは決して長続きしない」からです。
　人は、考え方に合った地位になっていくのです。「裏を返せば、その人の考え方にふさわしい地位にしかなれないのです」。
　いろいろな考え方がありますが、リーダーになっていくような人の考え方の一つに「先憂後楽（せんゆうこうらく）」という考え方があります。
　先憂の「憂」は苦労や心配するという意味をあらわし、後楽の「楽」は、その字の通り楽という意味や楽しみをあらわしています。
　先憂後楽は、人々よりも先に会社（国）のことを心配し、人々が楽しんだ後で自身が楽しむべきという人生経営（政治）を行う者の心得を説く言葉で、中国の北栄（ほくそう）の政治家である范仲淹(はんちゅうえん)が述べた言葉です。
　先憂後楽は先に苦労や苦難を経験したり、心配事をなくしたりしておけば、後で楽が出来るという意味で用いられています。東京にあります「後楽園」の語源になった言葉です。パナソニックの創業者であり大経営者の「松下幸之助氏」が繰り返し、この考え方の重要性を語ったそうです。
　また、論語には「「論語、衛霊公篇」に遠(とお)き慮(おもんぱか)りなければ必(かなら)ず近(ちか)き憂(うれ)いあり」と、これは、遠い将来（目的）のことまで考えずに目先のことばかり考えていると、近いうちに必ず困ったことが起こる。遠慮なければ近憂あり。ということです。私はいつも、目先のことばかり悩み、憂い、苦しんでいました。
　何事も「挑戦しないと成功しません」これは確かなことです。なぜか？「失敗であきらかになった力不足の点をよく総括すれば、再出発にむかうことができる」からです。又、失敗しますと「傲慢で高くなりすぎた鼻がへし折られ、その代わりに謙虚な人間になれるのです」。
　謙虚になりますと、人生で最も大切な人間関係、対人関係も従来以上に良好になります。「失敗して挫折したならば、自分の原点に戻ればいいのです」。それが「考え方」「思想」です。また、もとの自分に戻るまでの過程をよく考えてみることも大切です。反省です、自分自身でしっかりと、フィードバックすることです。このようにありますと、再出発後は従来以上に早い進歩が可能になるのです。
　成功と失敗は互いに立場を変えながら互いを高みに押し上げていくのです。人は日ごとに成熟し、完璧に成功へと近づいていくのです。
　ただし、失敗という「幸い」が訪れたとしても、必ずしもその後の成功が約束されているわけではありません。失敗の中から教訓を汲み取らず、自分自身に対する理解も深めないままであれば、新たな方向に再出発することはできないのです。また、「人間関係における自らの態度を改めないかぎり、失敗を繰り返すことになる」ことを知りましょう。法則、考え方を勝手に解釈してはならないのです。
　200名の新人の皆様は夕方で下山します。新人の皆様、夕方までご精進下さい。挑戦、チャレンジしませんと成功はありません、今日一日チャレンジください。先輩諸氏の皆様もチャレンジの一日を。
　　　　　
世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目：慈悲の心を持つ（思いやりは勇気）・質素倹約（物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる）・謙虚な心（争いを生まない）・一隅を照らす（ポストにベスト）。
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