考え方

おはようございます。

　昨日も良いお天気でしたが冷たい一日でした。そのような中、200名を越す新入社員の皆様方が入山されました。
　長い人生、いろいろな関門が待ち受けています。その関所をくぐり抜け脱皮しませんと成長はしません。人生は脱皮し続けられる柔軟性が必要です。

　やれると思っていたのがやれなかった、やろうと思っていたが他のことに心が引かれた、人のことが気になって何も手に付かない状態になった等々、思いもよらない関門、関所が待ち受けているのが人生でもあります。
　以前も書きましたが、「正しい考え方を身につけることが重要です」。「考え方とは＝思想」です。「考え方の大切さを知らないうちは」迷い続けますし、結果だけを欲しがり、自分自身を修養する必要性も感じず、修養の素晴らしさ悦びを知らず、迷い続け人生を終えるということになりかねません。
　計算能力で「パソコンに勝てる人はいません」。知識量なら「Googleのほうがずっと上です」。人よりも頭がいいと考えている人、知識量が多いと考えている人は、「自分が偉いと勘違いしがちです」。このような人には余り魅力のある人は多くありません。
　「頭がいい」は「足が速い」と同じで、少し便利なだけです。「大切なのは正しい考え方」です。パスカル曰く「人間は考える葦である」。考えなければ、「河原の葦と同じで直ぐ倒れます」。正しい考え方を身につけてまいりましょう。自分自身が自分自身であるために、そして「この世をよくするためにも」。
　新入社員の皆様に必ずお話しすることの一つ、「会社は選べても、上司、同僚、配属先は選べない」という関門、関所が待っています。その関門を通り抜けるにはやはり、考え方です。天地の運行から生まれる季節の暑さ寒さは避けられることができますが、「世間の人情の熱さ冷たさを避けるのは難しいということです」。
　世間の人情の熱さ冷たさは工夫次第、考え方次第で何とか耐えられるようになりますが、「自分の心の中が雑念や煩悩で激しく動揺することだけはどうにも避け難い」ことを知ることです。
　そこで「考え方が大切となる」のです。動揺する原因は「評価欲」「物欲」「失敗を恐れる」ことにあります。
　以前の私は、勉強していないのに、評価を欲しがり、結果を欲しがり、いつも心が動揺していました。あるとき「ポストにベストを尽くす」という考え方を知ったのです。ベストを尽くすというのは「人よりも上手にという意味ではありません」、「今の実力でベストを尽くすこと」です。そして「結果から学ぶ」、失敗したら「修正するという考え方」です。このようにあったからこそ脱皮し続けられたのです。
　一度も挫折した人はおらず、一度も不幸や苦難に遭わない人もいないのです。ひたすら真面目に仕事に励み、努力を怠らず、利他、人様に喜びをもたらすように心がければ、いつしか自分も楽しくなってくるのです。私はこのように考え今日も楽しく過ごしているのです。
　新人の皆様にも、ブログをお読みの皆様にも、これから先も様々な関門、関所が待ち受けております。「知る」から「やる」悦びに目覚めていただき、物欲や評価欲に惑わされず、永遠の課題であります利他の悦びで歩んでいただきたいと願っております。
　　　　
世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目：慈悲の心を持つ（思いやりは勇気）・質素倹約（物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる）・謙虚な心（争いを生まない）・一隅を照らす（ポストにベスト）。
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