攻撃と防御の一体化

おはようございます。

　今朝は少し強い雨の土曜日です。私は水神様を信仰しています。水の柔軟性を信仰しているのです。老子は「上善は水の如し・上善如水」といいます。
　何故水の在り方を信仰しているかと言いますと、皆さんにわかりやすくいいますと「攻撃と防御が一体化しているからです」いわゆる攻めながら守る、守りながら攻める柔軟性が「水の性質」です。ですから古来より、商人・武人に信仰されたのです。そして繁栄していったのです。
　穴があれば、そこを満たし、満たしてから流れる。せき止められれば一杯になるまで力を撓める、方向を変える。決して動くことをやめない、己を見失うことが無い。本分を忘れない。「動中に静あり、静中に動あり」の生き方、信念を忘れない。ぐじぐじ不平や不満を言わない。
　社会は対人関係の世界です。対人関係には「水の柔軟性が一番必要です」。仕事や物を作るような法則性も無く、人間関係は「思いやり・利他」が大事です。これはまさしく「水の在り方」です。
　社会での事件を見れば分かるように、仕事場で真面目な人が、え、あの人がというような人が事件や過ちを起こすのです。それは「心の学びがない」のです。一瞬もじっとしていない心を知らないのです。
　世間の人は自分の心は何とでもなると、高をくくっているのです。己の心を見くびっているのです。「心こそ心惑わす心なれ、こころ　こころ　心許すな」とは沢庵禅師の言葉です。人は魔が差すことがあるのです。だからこそ「心をコントロールする大事があるのです」。

　心は水のように「方円の器に従う」のです。悪にも従い善にも従うのです。孟子は「性善説」、荀子は「性悪説」を説きました。
　さて皆さんは、ご自身の心を見くびっていませんか、心も学ばなければいけないことを知って下さい。CMA様主催「管理職リーダーシップ禅寺合宿研修会」へご参加の皆様夕方まで「心を学んでください」。

　皆様一週間ありがとうございます。週末、大切な自分の心をどのようにすべきかをお考え下さい。
　　　　　　　
世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目：慈悲の心を持つ（思いやりは勇気）・質素倹約（物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる）・謙虚な心（争いを生まない）・一隅を照らす（ポストにベスト）。
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