受け継いでこそ継続がある

おはようございます。

 葉月、8月今月もよろしくお願いいたします。葉月と聞きますと、何やら涼しげな感じもしますが、残暑がますます厳しい季節となります。お大事に今月もお訪ねください。
 昨日は愛宕寺様の前住職様祥月命日法要ご焼香おまいりいただきました皆様お暑い中ありがとうございます。前住様もお喜びであります。何よりも私が大変喜んでいます。
 私が下関・愛宕寺様を引き継いで30年、前住職様がおられたからこその30年。何ごとも始まりがあって継続があります。

 追善の法要を行いますとき必ずお唱えする偈文があります、「七仏通戒偈(しちぶつつうかいげ)」です。これは、仏教でお釈迦様以前に存在したとされる6人の仏様と、お釈迦様を含む7人の仏様(過去七仏)が共通して説いた教えを一つにまとめたとされている偈であり、「法句経(ほっくきょう)」などに収録されています。昨日もこの偈文をお唱えし、改めて愛宕寺の「仏法護持」をお誓いしました。お寺に限りません、継続がなるのは「精神を受け継いでこそ」であり、その事実の大事を七人の御仏が私たちにお示し下されたのです。
 このような逸話が七仏通戒偈にあります。中国唐の詩人・白居易は禅を好み、禅僧、道林に「仏教の真髄とは何か」と問うたところ、この偈の前半を示された。白居易は「こんなことは3歳の子供でもわかるではないか」といったが、道林に「3歳の子供でもわかるが、80歳の老人でもできないだろう」とたしなめられたため、謝ったという話しです。
 このように七仏通戒偈をいつも心しなければと改めて思うところです。今月は殊にお盆の月でもあります。ご先祖様への報恩と感謝を一層のものとするために、七仏通戒偈を心して修するようにしてまいります。皆様も一ヶ月の指針としてみてください。ご紹介します。
諸悪莫作(しょあくまくさ) ― もろもろの悪を作すこと莫(な)く
衆善奉行(しゅうぜんぶぎょう) ― もろもろの善を行い
自浄其意(じじょうごい) ― 自ら其の意(こころ)を浄くす
是諸仏教(ぜしょぶっきょう) ― 是がもろもろの仏の教えなり
 いかがでしょう。仏道を歩むことは大いなる御仏の意志を受け継いでいるのです。使命を果たししっかりと愛宕寺の信者の皆様と共にポストにベストをつくさなければと新たな誓いをして心華寺にもどりました。
 今夜は「にんげん学」一宮講座「老子を読む」です。今夜から一宮は老子を読みます。楽しみにご出席ください。そして明晩は「にんげん学」東京講座「老子を読む」です。暑い中大変ですが、両会場で皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております。
 8月、今月もよろしくお願いいたします。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flowerな日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
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