支えてくれているもの

おはようございます。

 今朝も暑くセミが懸命に鳴いて暑さに拍車をかけています。よし、今日も暑さと一つになり年寄りの冷や水と言われないペースでがんばろうと思っています。
 今日は第一日曜日ですので心華寺・金港辯財天様「月例・幸福開運祈願祭祈り愛法要並びに盆施餓鬼法要」を午前10時より厳修いたします。暑いことですが、是非おまいり下さい。
 金子みすゞさんの詩に「星とタンポポ」があります。ご紹介します。
 「青いお空の底深く、海の小石のそのように、
  夜がくるまで沈んでる。
  昼のお星は眼に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、
  見えぬものでもあるんだよ。
  散ってすがれたたんぽぽの、瓦のすきに、だァまって、
  春のくるまでかくれてる、
  つよいその根は眼にみえぬ。見えぬけれどもあるんだよ。
  見えぬものでもあるんだよ。」
 金子みすゞさんの詩は私は大好きです。見えないけれども必ずあるもののことを謳(うた)っています。昼の星や、枯れたタンポポの根は確かに見えませんが、いざという時はちゃんと役割をはたすのです。
 皆さんが、それぞれに「自分にとって、見えないけれども支えてくれているものは何だろうか?」とふと立ち止まって考えてみる、というのがご先祖様を「供養をする功徳」ということです。
 お盆は生かされている事への感謝をすることです。行動することです。子供の頃、悪いことをすると「地獄に落ちるぞ」とか、嘘をつくと「えんまさまに舌を抜かれるぞ」などと叱られました。他人やお化けとか地獄のえんまさまによって罰が与えられるという躾方(しつけかた)はいかがかと思いますが、一定の効果があったことは確かです。
 最近は、他人の子供を叱る人も少なくなり、地獄極楽さえも知らない大人がいます。悪いことをした結果や、相手の立場を自分に置き換えて諭す教育方法が理にかなっています。特に他と同じ立場に思いを馳せることは、自己中心的なワガママを抑制することになります。
 有縁無縁に感謝することも施餓鬼法要です。修理可能でも捨てられた家電、繕(つくろ)えば着られる服、残飯(ざんぱん)として廃棄(はいき)される食物、害虫として駆除されたハエやゴキブリ、建物や道路のために切り倒された樹木等々、すべて人間の都合によって廃棄されてきました。
 ちょっと修理すれば使える家電や服は、「新調した方が安い」というだけで捨てられてしまいます。もし自分が残飯や虫たちや樹木だったらならば、人間のために役立ったと喜んで死んだでしょうか。気づかずに踏み殺してしまったアリは命を全うしたと言えるのでしょうか。
 私たち人間を含め、すべてはよりよく生きることを目指しています。すべての人やものが、よりよく生きて、安心して死ねる世の中こそが理想です。
 しかし現実は違います。役割をまっとうしきれずに破棄されたり、亡くなったりした精霊は、数えきれません。その多くの精霊は供養されることもありません。
 有縁無縁の数知れない「餓鬼さま」への供養は、生かされている事への感謝を表現し、「他をおもう慈しみの心を育む仏行と言えるのです」。夏休みですお子様とご一緒におまいりください、そして優しい心を涵養される機会として下さい。

 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
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