根本を務める

おはようございます。

　今朝は台風の影響でしょうか、雲が多い感じです。今日は「広島原爆の日」、不幸に犠牲になられました皆々様のご冥福をお祈り致します。又あらためまして不戦と、非核化を誓います。
　価値観は皆それぞれ違います、だからこそ「理解し合い」「認め合い」「支え合い」争いをしてはいけません。争いからは何も生まれず、残るのは後悔と悲しみです。
　昨日から二泊三日で「少年少女親子塾」が開塾しております。今回は小学四年生のT君一人の参加です。先ほど5時過ぎに元気に起きて挨拶をしてくれました。明日の2時まで寺の生活をしっかり送ってほしいと願っております。T君の素晴らしいチャレンジ精神に感動しております。
　論語を読む時間があります。学而(がくじ)第1-2に孔子の弟子の有子（ゆうし）の語として「有子曰く、其の人と為（な）りや孝弟（こうてい）にして、上を犯すを好む者は鮮（すく）なし。
上を犯すことを好まずして、乱を作（おこ）すを好む者は、未だ之れ有らざるなり。
君子は本を務む。本立ちて道生ず。孝弟なる者は、其れ仁の本為（もとた）るか。」
　人としての「根本を務めること」として説いています。日々私の心がけている一つです。
　訳「有子がおっしゃいました。親思いの者が、目上のものに逆らうようなことは少ないでしょう。
目上の人に逆らうことを好まないで反乱を起こしたものはいません。
君子というものは、物事の根本を大切にしている人です。親思いで目上の人を敬えるということは「仁」を得るための根本と言えるでしょう」。
　いかがですか！皆さんご家庭の中での親子が守るべき「根本の務め」です。親であっても親はおりますし、社会の中に於いては「師」もあります。何事の教えも「子に押しつけるものではなく、親が率先して行うことが根本の務め」です。

　親が上から目線で子供に教育を施す故に「親子の心が離れてしまう」のです。「共に」の仁愛が大切です。であれば親子の間の心が離れることはないのです。家族の最も不幸なことは、「親子の心が離れること」です。
　又同じ学而第1-6に「子曰く、弟子入りては則ち孝、出でては則ち悌（てい）、謹みて信。汎く（ひろく）衆を愛して仁に親しみ、行ひて余力有らば、則ち以って文を学べ、と」。
　訳「「若者は、家では親孝行をしなさい。外に出たら目上の人に仕え、言動を謹んで広く人々を愛し、人徳を持っている人と仲良くしなさい。そこで余力があれば読書を通して学問をすればよいでしょう、と」。

　家に居ても外にあっても自分自身の行動の指針です。相手云々、人様云々ではありません。人間として自身が、人様にどのように向き合うかの基本態度です。
　ご家族で味わってお読み下さい。今夜は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」、老子も「不争の徳」「謙下の徳」をTao道として説いています。争うエネルギーは消費し疲れるだけです。徳を高めることは楽しく夢多くします。今夜午後6時大阪市中央公会堂地下研修室でお待ちしております。開講は午後6時半です。
　今日は不戦の誓い、非核化の誓いを新たに致しましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目：慈悲の心を持つ（思いやりは勇気）・質素倹約（物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる）・謙虚な心（争いを生まない）・一隅を照らす（ポストにベスト）。
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☆今朝の風景と近所の蓮池です。