土台の安定

おはようございます。

「八千枚護摩供」全国の皆様、添え護摩祈願ありがとうございます。昨日無事満行、皆様の大願は必ずや叶います、どうぞ一層のご信心を賜りますよう。さすればご利益の実現が早まります。
三日間おまいり、お手伝いいただきました皆様ありがとうございます。昨日は本当に冷たい真冬日、そのような中おまいりいただき感謝致します。一人では行じられません、皆様のおまいり、そしてご奉仕のお陰です感謝致します。皆様の陰徳はさらなる功徳となり御仏の蔵に、そして皆様の心の中に残されます。年末お大事にお過ごしの上素晴らしい年をお迎え下さいますよう。来る年もよろしくお手伝い下さい。
「遠くに行くには近きより、高きに登るには低きより」は私の持論。大なる目標実現の確実性が身近な事に懸命に当たるということです。家庭、事業の成功すべて身近なものを大切にすることが肝要です。そのような思いで年末に感謝の行動として八千枚護摩供を行っています。心を表現できる法があることに改めて感動しています。「修せずんば現れず、行ぜずんば得られず」とは行文の中にある言葉です。教えを行動に出来ることを幸せに思います。
「土台の安定」。
人生の不安定は土台の安定が為されていないからです。私の大事にする思想行動、土台の一つが「脚下照顧(きやつかしようこ)」。これは自分の足元をよくよく見よという意で、他に向かって悟りを追求せず、まず自分の本性をよく見つめよという戒めの語であり、転じて、他に向かって理屈を言う前に、まず自分の足元を見て自分のことをよく反省すべきこと。また、足元に気をつけよの意で、身近なことに気をつけるべきことをいいます。
今現にいる場所に感謝できず、不足を言っている故みずから足下を揺らし不安定を起こしているのであって、今現に居ることが出来ている場所に先ず「感謝し力を尽くせば」必ず目標実現につながる、為すことが出来安定した現実が現れるのです。
身近な行動は「行動力、実現力、実行力を身に付ける」ことです。人生修養に最も大切なことでもあるのです。目の前に誠意を尽くせないようではどこにあっても誠意は尽くせません、人生意気込みだけでは何も実現がならず、誠意という行動がすべてです。
不足を外に求めたところで何も解決はしませんし。解決どころか一層不安定を増すだけです。家庭の不和、会社の不和、すべて無知から来る我の衝突。道理を大切に身近な和を実践することです。不足を反省して修正することが脚下照顧。不足を反省もせずに愚痴っている故天からも人からも見放されるのです。
和の実践の徳目の第一歩が日々ご先祖様への感謝の祈り。お茶湯を上げ手を合わす、とても簡単な行為、この簡単な行為行動すら出来ない人は大きなことなど出来るはずもないのです。手を合わしたくらいで何になる、とうそぶいている人の堕落を嫌というほど見ています。何事も積小為大の行動が安定をもたらすのです。
単純明快で身近な先祖にお仕え気配りすることが出来ないようでは、お仕えして喜ばれてこその多岐に亘る複雑である気配りの繁栄の道は到底歩めるはずもないのです。そして不安定な人生と化し一生不足を言って身近な人から又嫌われてしまうという悪のスパイラルに陥るのです。足下を見ましょう、脚下照顧です。「桃栗三年柿八年」実るまでは時間がかかります、直ぐには成りません、だからこそ先日書きましたように、心を奮い起こし身近な事に熱中することです。
明晩は「にんげん学」小倉講座、最終講座です。皆様にお会いできますことを楽しみにしております。今日も素晴らしい一日でありますよう。
水の力は凄いものです、一口しただけで生気がみなぎるのですから、大いに感謝しなければいけません、生かされていることを実感、ありがたいことです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真はご奉仕の後での食事の様子です。皆さんありがとうございます。来る年も宜しくご奉仕下さい。