四弘誓願

おはようございます。

昨日から始まりましたM&Uスクール受講生の皆さん二日目です。昨晩も遅くまでお疲れ様でした。坐禅から一日のスタート、夕方まで精進ください。
学びは「初心を忘れないため」であります。このことが一番大切かもしれません。初心を忘れ道から外れ本末転倒し己を見失ってしまうことがよろしくない。
「四弘誓願」。
「しぐせいがん」と読みます。衆生無辺誓願度(しゆじようむへんせいがんど)、煩悩無尽誓願断(ぼんのうむじんせいがんだん)、法門無量誓願学(ほうもんむりようせいがんがく)、仏道無上誓願成(ぶつどうむじようせいがんじよう)の四つのことです。私たちはこの四つを生涯の徳目として歩みます。得るためではなく、四つを常に遂行するのです。ですから終わりがありません。四季が繰り返すことで万物を育む働きを為していくことと同じで、使命とします。使命とすればこそ存在価値があります。この四つの思いを先人から使命として受け継ぎ、次代へ繋いでいくのです。継続がなければ万物の継続もあり得ませんし、この世は弱肉強食の闇と化します。二度と殺戮(さつりく)の時代に戻してはなりません。
衆生無辺誓願度= 地上にいるあらゆる生き物をすべて救済するという誓願
煩悩無尽誓願断=煩悩は無尽だが、人々のためすべて断つという誓願
法門無量誓願学=法門(学問)は無量だが、人々のためすべてを知るという誓願
仏道無上誓願成=仏(人生)の道は無上だが、かならず成仏するという誓願
この誓いを立てるのが私たちの初心です。これを忘れないために日々経典を読誦していると言っても過言ではありません。四弘誓願は一代で不可能なことです、不可能であるからこそ継続されるのです。真理でなければ継続されないのが自然の法則でもあります。また理想に燃えて人の為に生きることこそ後進の人が出ると信じています。なぜなら今日まで伝えられたからです
事業、経営がもし行き詰まるとすれば、四弘誓願の精神から外れ、我欲、自分の事しか考えられなくなった結果ではないかと考えてみてはいかがでしょう。この世は「共存共栄」が原理であり、原則だからです。
四弘誓願を根底にして事業経営を推(お)し進めていけば決して行き詰まるとなどということはあり得ないのです。四弘誓願は須(すべから)く「人様を先に考えている」からです。この四つは事業経営の発想元です。しっかりとこの四つを静かに唱え思考してみてください。発想の行き詰まりを解決してくれるはずですし、新たな発想のヒントになるはずです。
今日は日曜日でもあります静かに考え明日からのお仕事のヒントにしてみてください。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
昨夕心華寺の庭から撮りました。