務本

おはようございます。

「にんげん学」神戸初講座ご出席の皆さんありがとうございます。今年も各地で行ってきました初講座、神戸講座で無事すべてスタートを切ることができました。ありがとうございます。
一歩を踏み出すことは確かにゴールを目指すことです。それが勇気をかき立ててくれます。たとえ紆余曲折があったとしても初志、初心を忘れなければ道中全てのものを糧とできますし、同志も多くします。同志を得るのは「道半ばの時」と、これまでの経験から感じています。同志はいい、励まし合い、夢を語り合える、それで又勇気が湧く、志は大事です。志を持てば年令を重ねても同志を得、孤独にはなりません。いつまでも夢を追い求めることができるのです。
「務本」。
志というものは、何かを得るものではありません、「貫く」のが志。「務本(むほん)(本を務める)」を志とすれば、決して人生を過つことはないと孔子は教えます。いわゆる己の核、基軸は何か、根本土台は何か、それが「務本」。
論語、学而第1、2条に「有子(ゆうし)曰く、其の人と為(な)りや孝弟(こうてい)にして、而(しか)も上(かみ)を犯(おか)すことを好(この)む者は鮮(すくな)し。上を犯すことを好まずして、而も乱(らん)を作(な)すことを好む者は、未(いま)だ之れ有らざる也。君子は本(もと)を務(つと)む。本立(もとた)ちて道生(みちしょう)ず。孝弟なる者は、其れ仁の本為(な)る与(か)。」
意は「有子言(ゆうしい)う、その人がらが親(おや)に仕(つか)えて孝(こう)であり、兄長(けいちよう)に対(たい)して従順である人には、自分の目上の人を犯(おか)ししのぐことを好む者は少ない。又、目上の人を犯ししのぐことを好まないで、叛乱(はんらん)を起こして世間をさわがせることを好む者は、これまた絶対にあり得ない。一体、徳ある君子人(くんしじん)という者は、物事の根本に力を尽くすものである。根本さえ確立すれば、自然に道は生じてくる。こう考えてくると、孝弟(こうてい)は、仁道(じんどう)を実現して行く上の根本であるというべきであろうか。」
孔子の説く学問は、結局、仁道(お互いが思いやり支え合う道)を実現することにその目標を置いています。ここで、その目標とする仁道を説き、仁道を実現して行く場合に孝弟(こうてい)がその根本となることを、有子(ゆうし)の言葉によって教えています。この根本を務(つと)めるという考え方が、実は孔子の教えの基礎をなすもので、これを「務本の学」といいます。
孔子は務本を孝弟としましたが、皆さんの務本は何でしょう。務本を志とせば家も会社も安泰。家も会社も安泰であることは人生そのものが安定し、使命を果たす場、機会を広げ、生きがいを多く、世間を広く大きくします。己の根本を確かにしてこそ人生の確立はあるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
神戸講座の皆さんに私の誕生をお祝いいただきました。そしてプレゼントも、皆さんありがとうございます。いただいたペンで心の日記に何を記しましょうかね。


※2月2日(日)心華寺「節分会・星祭り・厄除け開運・採燈大護摩・火渡り法要」午前11時。「邪を払い福を呼ぶ」外で奉修する大護摩。「一年の幸運の運気を招き寄せる」大護摩。法要終了後「真っ赤に燃え上がる残り火の上を歩く「火渡り行」」を修すれば最大のご利益が得られます。
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