一歩下がって

おはようございます。

 共にすることの大事をいつも書かせていただいております。私の共にという意味は平等に肩を並べるという意味ではありません。「同じ道を歩む」という意味です。それも「半歩か一歩下がって歩むことを心がけています」。要するに「人様と間を持つ」「礼儀を確かにする」ことです。
 このようにしておりますと、確かに学ぶことが出来るのです。私より年令の若い方に対しても同じスタンスです。若い人の皆様の知識は目を見張る素晴らしいものを感じるからです。書物から学ぶことも大切ですが、実際の行動をお手本として学ぶことほど参考になるものないのです。
 そのために「知る」から「やる」でなければ、何事も身に付きません。私はありがたいことに師について人の道を学びました。人の道は、技術や知識学の道ではありません。「対人関係の道です」。人の価値観は様々、技術も様々です。この事実を「弁(わきま)えることを教えられました」。(弁える:物事の区別)。要は話は出来たとしても実際に、「できる出来ないを確かにする」ことが弁えることです。最も重要だだ感じたことは、「人様を凌(しの)ごう」と考えないことです。せっかく知り合えた縁、人間関係を壊すこととなるのです。それ以上に「恩を仇で返す人間となるのです」。教えていただいたにもかかわらず、感謝の念を抱かないことはいけません。それは、いくら知識を得たとしても親しまれない人間性を作っているのです。
 「身の程を弁(わきま)える」という言葉があります。身の程を弁えるということは、謙虚に対することです。謙虚でありますと、多くの人から学ぶチャンスが増えるのです。これが嬉しいのです。やはり、「我れ以外みな我が師なり」です。
 年令に係わらず、素晴らしい人は大勢おられます。背伸びするほど愚かなことはありません。自分を他者と同列に考え、話が合ったとしても、実際出来るかといえば、甚だ怪しいもので、多くの場合は出来ない場合が多いと私の場合は考えています。ものの道理は「高きより低きに流れる」のです。言葉だけの人間、口先の人間にだけはなりたくないものです。
 多くの方々と共にさせていただき謙虚にあって、目の当たりに学び、その後に「知識、論理を学んでいます」。このようにしていますと、やはり王陽明の「事上磨錬(じじょうまれん)」が一層心身にピタッと感じるのです。

  一歩下がるということは、尊敬の念を以てお付き合いをいただくことです。このことを年令の上下にかかわらずに行うことで、私は皆様に長いお付き合いをいただくことになり、更に多くの人と知り合えることになったのです。謙虚は大切なことだと忘れないようにしております。  
 今日は第一日曜日です。心華寺・金港辯財天様「月例・幸福開運護摩祈願祭祈り愛・お花祭り法要」。「共にの代表的な祈り愛」です。水神様の金港辯財天様を敬い祈るということは、水神様の徳、水の柔軟性を慕ってのことです。そして今日は「お花祭り」を行います。お釈迦様のお誕生を祝福させていただきます。このことも「共に」であります。お釈迦様の功徳をお慕いし、ピカピカの一年生のお子様の心身の成長を皆様とご一緒に祈り愛、ご守護を祈り愛う日です。皆様ご一緒に祈り愛ください。午前10時お待ちしております。
 N板ガラス様グループNJC様の「新入社員研修禅寺合宿研修会」ご参加の皆様、夕方までご精進下さい。ありがとうございます。
     
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。
※どのようなことでもご相談下さい。人生開運相談。辯財天秘法・開運姓名判断等々。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。
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☆満開の桜の中、お薄を一服、一期一会の世界。

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