リスペクトが幸運を招く

おはようございます。

　縁とは当たり前のことですが、覚えていないくらいの縁に私たちは支えられています。その時に良いなぁ～とか、良かったなぁ～、こんな人になれたら良いなぁ～と思ったことがあって、忘れていても、ふとしたきっかけで思い出すときがあるのです。縁の働きとは凄いものです。
　もちろん、悲喜交々の事柄が一筋の道、ポストにベストを尽くす人生を送ってこれたからこそ良い思い出となって思い出されるのだと歩んで来た道にご縁に感謝しております。
　片意地を張らずに、お出会いした方へ良縁とならなければと思っています。子ども達にでも、成人の方々にでも、優しく、良いところを見て上げてほめてあげるようにしなければなどと思っています。
　出来が悪かった私、褒めてもらい、認めてもらったりしたときの喜びは中途半端なものではなかったように思っています。人はふとしたことを心に思い留めています。自分の人生を自覚したとき、その思いを頼りにして歩むのではないでしょうか？私自身このように心に感じて生きてきました。

　憧れや尊敬はリスペクトすることです。リスペクトできたからこそ、モチベーションに変わったのです。論語、里仁第4-17「賢を見ては斉（ひと）しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる」と孔子が言っていますが、これもリスペクトです。意は「「賢い人に出会ったら良いお手本として見習い、愚かな人に出会ったら悪いお手本として自分の反省材料にしなさい」。

　老子は別の角度から「善人は善人では無い者の手本であり、善人で無い者は善人の反省材料である。手本を尊敬せず反省材料を愛さないというのでは、多少の知恵があっても迷うことになるだろう」 老子 第27章。
　また論語に「君子は周して比せず。小人は比して周せず」（論語、為政(いせい)第2-14）という教えがあります。比べられて悲しい思いをいっぱいしましたので、この条に引かれたように思っています。
　意は、「人徳の完成した立派な人間と徳の薄い人間、社会の中で生きる以上、共に他人と仲良くしてうまく付き合いたいと思うものです。その違いは何かというと、それは立派な人は誰とでも公平に偏らずに付き合い、親疎の厚薄はあっても好き嫌い云々ではない付き合い方をする。

　一方で、徳の薄い人間は自分の私利私欲に基づいて徒党を組み、誰とでも公平に付き合おうとしないところにある」。
　この二つは周りから見ると一見分からないようにも思えます。共に誰とでも仲良くしているように見えるのです。これは人との交友の心構えであって、おのずと結果は変わってくると思います。
　比周という言葉はここからきています。遍く公平に人と付き合うことと、私利に偏った付き合いをすること。「比」という漢字は「人」が二人並んだ漢字で、比べる意味にもなりますが、徒党を組むという意味にもなります。論語は（相変わらず）痛いところをビシッとついていると思います。
　人は社会生活を営む以上、誰かと付き合い、必要であれば家族を作り、企業を作り、組織を作ります。これは自然の成り行きです。ただ人によって目的が違うといいます。　立派な人間は「公」の心、徳の薄い人間は「私」の心から人とつるむというわけです。
　突き詰めれば、これは個人一人一人として独立した人格を持っているか、ということでしょう。「君子は独を慎む」、慎独という言葉がありますが、自分の中に絶対的な価値観を持っている人間は人とつるむ必要がありません。孤独に耐える力を持ちます。昨日書きました「徳は孤ならず、必ず隣有り」。
　一方で、自分の中に確固としたものがない人は、他人と肩寄せ合ってお互い依存しあうしかないともいえます。
　しかし、こんな論語もあります。「子曰く、利に放(よ)りて行えば、怨み多し」。依存し合うのは結構ですが、我利の偏った考えでは、怨んだり、怨まれたりの人生となる可能性が大、利益ばかりを追求していますと、人の怨みを買うことが多くなるのです。
　これは一見分からない、心の部分であり、人は常にどちらかにふらふらっと行ったり来たりしているのではないでしょうか。
　人生、大きな目的のために偏しない。これには修養が必要です。やせ我慢も時には必要になるかもしれません。心したいものです。
　今日は下関・愛宕寺様の「お花祭り」。お釈迦様のお誕生を祝福、リスペクトします楽しい一日です。「天上天下唯我独尊（てんじょうてんがゆいがどくそん）」天にも地にも我独り尊しと、生まれて直ぐに大音声に発し、七歩歩まれたそうです。私たちは人と比べることなく、尊いものを持って生まれてきたのです。比べて悲しい人生を送るのか、人と比べず、リスペクトしポストにベストの豊かで楽しい人生を送るかは、自分の選択です。
　不出来な私は素晴らしい人を祝福し讃えることリスペクトすることで、幸せを得、幸福感が一杯の人生となることを知り楽しく今現在歩んでいます。午前10時下関・愛宕寺様でご一緒にお釈迦様のお誕生日を祝福、リスペクトし、ますます豊かに送る人生と致しましょう。
　今日は又宇治心華寺様では「鳥居門塗り替え」の作業を行います。午前9時にご集合ください。ご奉仕をして平成から令和への陰徳を修め令和元年をお迎えください。充実の一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※運命開運相談。辯財天秘法姓名判断。家相、地相の相談等々ご相談ください。0774-44-5380。mail：bonsan01@wao.or.jp。相談したときから主体性のある本物の人生が始まります。相談料は一件につき五千円いただいております。
※心華寺でプチ修行をしませんか、修行僧と同じメニューで一日を暮らします。非日常の体験をしますと、自分を客観的に見ることができるようになります。チャレンジ下さい。一泊二日：一万円。 合掌

✩東京から連休でご両親のお見舞いに帰り、おまいりくださいました。Sさん、ありがとうございます。

✩皆様で「花御堂」のお飾りをしていただきました。今日は楽しみにおまいりください。