人と長く付き合うコツ

おはようございます。

 久敬(きゅうけい)という孔子の言葉があります。これは、「友人関係を長続きさせる姿勢、あり方」を示したものです。
 論語、公冶長(こうやちょう)第5-17「子曰く、晏平仲(あんぺいちゅう)、善く人と交わる。久しくしてこれを敬す。」に在ります。
 意は「晏平仲の交際ぶりは見上げたものだ。どんなに親しい長い付き合いの友人に対しても、敬意を払うことを忘れない。」
 これは「尊敬の念を忘れないことが人と長く付き合うコツ」であると教えるのです。「親しき仲にも礼儀あり」を忘れないことを戒めたのでしょう。大きな器の人はなかなかにおりません。心したい行動です。

 孔子の生きた春秋時代は戦国乱世の時代。そんな不安定の時代の国政を乗り越えた、斉国(せいこく)の宰相(大臣)を務めた人が晏平仲です。
 彼は、質実倹約の暮らしを心がけ、人としての感情、愛情、感謝を忘れなかった人です。大臣に上り詰めるまでは多くの人は慎重に生きるのですが、確かな「思想を持っていませんと、上に立ちますと華美に流れたり、威張ってしまいます」。自分の力だと思い違いをしてしまうのです。
 また、同じように社会人になったのですが、スタート時には同様な立場であったとしても、年月と共に次第に、社会的立場に開きが出てきます。友だちが出世して行くにつれ、自分は役職にも就けず平のまま、というケースもあります。
 どうして、このような違いと成るのでしょう。やはり考えられるのは、「どんな人にでも礼儀をもって接し、たとえ昔からの友人でも尊敬の念をもって対応するか、否かです」。それがポストにベストとなり役に立つ人間と成る。
 同じ、公冶長第5-26に「子曰わく、老者(ろうしゃ)は之(これ)を安(やす)んじ、朋友(ほうゆう)は之を信じ、少者(しょうしゃ)は之を懐(なつ)けん」。
 意は「弟子の子路孔子に志について尋ねると、孔子は言いました。老人に対しては安心して暮らせるようにしたい。友人とは信じ合いたい。子どもからは慕われるようにしたい、と」。
 ほのぼのとした答えで、論語の基本思想であり「仁」(おもいやり)が感じられます。第20回の「チャリティゴルフコンペ」を終え、感謝の心はリセットにありで、利他、ポストにベスト、伝教大師の教え、また心学の教えに基づき精進しなければと強く願っています。自分自身が信じる教えのあることに幸せも感じています。その延長線上に一昨日の世界が実現されたのだと、感謝しております。
 来月行われます中部地区・心に華を咲かそう会「チャリティゴルフコンペ」は今年で17回を数えます。中部地区の皆様には来月6月7日「オールドレイクゴルフ倶楽部」でお目にかかれますことを楽しみにしております。中部地区の皆様、全国の皆様、これからでもエントリーを受けつけております、皆様の愛をお待ちしております。
 今日午後1時半よりNPOこころのはな第29回「ひきこもり女子会」を開催します。お気を付けてお出かけ下さい。お待ちしております。

 昨日は久しぶりにお師匠様を比叡山にお訪ねしました。お礼と、7月7日「不滅の法灯ご分灯・20周年記念法要」でお導師を勤めていただきますので、そのお願いに上がりました。師のお言葉をお聞きし戒めなければと爽やかな緊張の中帰ってまいりました。
 今日の休日、お友達との交友のお温習(さら)いをしてみて下さい、賢人は歴史に学ぶとか、温故知新を大切に、そして明日からの5月後半へ臨んではいかがでしょうか。充実の一日をおすごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。
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比叡山坂本、師匠のご自坊の庭で。

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