古傷は自分に欠けていたものを示してくれる

おはようございます。

 「自分に甘く、他人に厳しい」人はたくさんいるのではないでしょうか。このようでは「対人関係の中で怨みを作っていくようなものです」、と書いてはいますが、私が一番心しなければと反省しております。
 「心学」は自分を素直にさせ、自分を取り戻してくれます。執着する愚を自覚し反省させてくれます。今夜は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」。皆様午後6時大阪市中央公会堂地下研修室へお出かけ下さい。お待ちしております。
 多くの方々にお話をさせていただくという機会の多い私です。ですから、日々「省みます」。人はだれでも過ちを犯すものではないでしょうか。では、心ならずも過ちを犯してしまったときはどうするのか。
 謝ってすむこともあれば、いくら謝ってもそれですまないこともあります。
 いや、むしろ、私たちの人生は謝ってもすまないことのほうが多いのではないかと思っています。「許していただいているのです」。
 それを思いますと、「ときどき疼(うず)く胸のしこり、すねの傷を見て忸怩(じくじ)たる過去がよみがえります」。だからこそ「忘れてはならない」という思いがあります。なぜかといいますと、忸怩たる思いがあるからこそ「二度と起こさないと考え人は成長できる」「モチベーションになる」と思うからです。
 古傷は「自分に欠けていたものを示してくれたのです」。「現在の自分が何を求めるべきかを知る好材料なのです」。
 人は過ちを犯すものです。だからこそ、人はいつもそれぞれの局面においてその時どうするかが問われているわけで、これは人間としての矜持(きょうじ)であり、あらゆる場面で深くおのれを省みることの大事であるのではないでしょうか。※矜持:自分の能力を信じていだく誇り。プライド。
 人間は、許し許されるものです。昨今の世相を見ますと、過ちを許さないが如くの感があります。そして心に余裕がなく、ヒステリックな事件が後を絶たない、悲しいことです。周りには人が多くいながら、孤独感を感じている、寂しく、悲しむべき事です、皆さん、共に歩みましょう。
 仏教聖典に「深くおのれを省みて、自分の罪と汚れを自覚し、懺悔する」と説かれています。お互い、懺悔する、反省する時間を持たねばなりません。人に注意されますと、なかなか素直に反省できないのが人間だからです。
 なにごとによらず効率が求められ、立ち止まって、深くおのれの心をふり返るなど非効率的なことであって、できるだけ汗をかかずにより多くのものを手に入れることこそ合理的な考え方であるとされている現代、多くの人がその渦中にあるのです。
 だからこそ、心学を修め、静かにふり返る時間を持つことは、成果だけを求め人を責める勉強よりも、自覚を促し、矜持に目覚め、自分と向き合うことこそ、一層社会貢献が出来る人間性を養うのだと、私は考えています。
 今夜は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」大阪市中央公会堂地下研修室でお待ちしております。
 明日はNPOこころのはな「子ども食堂」開店日です。明日の正午まで予約を受けつけております。0774-44-5380。小学生以下は無料。中学生以上保護者の方は300円ちょうだいしております。予約後のキャンセルの場合も必ずお電話を入れてキャンセルしてください。お待ちしております。

 今日お出かけになる前に、静かに反省してみてはいかがでしょうか!
 
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☆今朝の風景

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