冷暖自知

おはようございます。

 昨日早朝午前6時半に富士登山に出発しました。一生という人生を送るのに様々な
試練、苦楽があることは皆様ご存知のごとくです。悲喜交々、人生はあざなえる縄の如し、善いことがあれば悪いことがあり、夜もあり、昼もある、雨の日も嵐の日も好天の時も、じりじりと焼けるような暑い日も、厳しい寒さもあるのです。

 わかっていながら、苦楽両極を味わって挫折する人がいる、苦楽は日常だということを富士登山の参加者のご家族の皆さんに実感していただければと富士登山を30年続けています。
 冷暖自知、このようなことを体感してこそ、人間が練り上げられます。冷たいか暖かいかは、飲んだ自分しか分からないという意味です。仏教では悟りは人から教えられて理解できるものではなく、本人が悟らなければ理解できないとされるのです。「冷暖自ずから知る」と読み下します。
 「仏教聖典」にこのような話があります。

 「世に母も子を救い得ず、子も母を救い得ない三つの場合がある。すなわち、大火災と大水害と、大盗難のときである。しかし、この三つの場合においても、ときとしては、母と子が互いに助け合う機会がある。
 ところがここに、母は子を絶対に救い得ず、子も母を絶対に救い得ない三つの場合がある。それは、老いの恐れと、病の恐れと、死の恐れとの襲い来たったときのことである。
 母の老いゆくのを、子はどのようにしてこれに代わることができるであろうか。子の病む姿のいじらしさに泣いても、母はどうして代わって病むことができよう。子どもの死、母の死、いかに母子であっても、どうしても代わりあうことはできない。いかに深く愛しあっている母子でも、こういう場合には絶対に助けあうことはできないのである」。
 続いて、
 「この世において悪事をなし、死んで地獄に落ちた罪人に、閻魔王が尋ねた。「おまえは人間の世界にいたとき、三人の天使に会わなかったか。」「大王よ、わたくしはそのような方にはあいません。」
「それでは、おまえは年老いて腰を曲げ、杖にすがって、よぼよぼしている人を見なかったか。」「大王よ、そういう老人ならば、いくらでも見ました。」「おまえはその天子に会いながら、自分も老いゆくものであり、急いで善をなさなければならないと思わず、今日の報いを受けるようになった。」
「おまえは病にかかり、ひとりで寝起きもできず、見るも哀れに、やつれはてた人をみなかったか。」「大王よ、そういう病人ならいくらでも見ました。」「おまえは病人というその天子に会いながら、自分も病まなければならない者であることを思わず、あまりにもおろそかであったから、この地獄へくることになったのだ。」
「次に、おまえは、おまえの周囲で死んだ人を見なかったか。」
「大王よ、死人ならば、わたくしはいくらでも見てまいりました。」「おまえは死を警(いまし)め告げる天子に会いながら、死を思わず善をなすことを怠って、この報いを受けることになった。おまえは自身のしたことは、おまえ自身がその報いを受けなければならない。」
 いかがですか、どんなに愛していても母親の代わりはできません、子どもの代わりもできないのです。身の回りには「素晴らしいお手本の人が一杯います」。どんな人生を送りたいのかを確かにして、歩めばそこに楽しみも、苦しみもあるのです。「苦一辺倒、楽一辺倒の人生はありません」。未来に夢を描いて歩みましょう。
 昨日開催しましたNPOこころのはな第31回「ひきこもり女子会」ご参加の皆さんありがとうございます。第32回「ひきこもり女子会」は8月18日(日)午後1時半~4時です。ご参加をお待ちしております。
 引き続き、午後2時から「精神科医に聞く・ひきこもり当事者に対する医療アプローチの現状」「ひきこもり」と「心の病気」というテーマの勉強会を開催しました。素晴らしいお話をお聞きすることができました。次回の勉強会のテーマの募集をいたします。どのような話をお聞きしたいのか是非ご提案ください。ご出席の皆さんありがとうございます。
 今頃の時間、富士登山の皆さんは頂上に立っていることと思います。皆さん無事に下山下さい。帰ってきて成功です。ご苦労様です。
 今週も素晴らしい夢に向かってポストにベスト、悲喜交々の人生をもたらして下さる夢に感謝して過ごしましょう。

 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。
※どのようなことでもご相談下さい。人生開運相談。辯財天秘法・開運姓名判断(名は体を表すと言います。幸運を引き寄せる鑑定を致します)。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。
※心華寺で一泊、プチ修行、心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。幸運の運気を招く心身を形成します。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、法話、非日常体験で、新しい自分発見。プチ修行一泊二日:一万円(午後2時入山、翌日午後1時下山)。各種ご相談料、一案5千円。
※お子さんとご一緒に修養しませんか!同じ価値観を持てば絆が深まります。
☆昨日出発前、午前6時半、良い笑顔です。Oさんファミリーです。

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昨日午後3時過ぎ、五合目から、さあ頂上めざし一歩一歩登りましょう。

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今朝送られてきました、素晴らしい日本一のご来光です。

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皆さん気をつけて下山下さい。

NPOこころのはな第32回「ひきこもり女子会」ご案内です。

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