足ることを知る者

おはようございます。

 日々お祈りを修し新たな気づきをいただきます。やはり「少欲知足(しょうよくちそく)」が大事です。
 遺教経(ゆいきょうきょう)というお経に、八十才になった釈尊が自分の死を目前に控えて、いわば遺言のようなかたちで説かれたという場面設定になっており、紹介します。
「汝ら比丘(びく)、もし諸々の苦悩を脱せんと欲せば、まさに知足を観ずべし。知足の法は、すなわちこれ富楽安穏(ふらくあんのん)の処なり。知足の人は地上に臥(ふ)すといえども、なお安楽なりとす。不知足者は天堂(てんどう)に処すといえどもまた意(こころ)にかなわず。不知足の者は富みありといえども貧し。知足の人は貧しくといえども富めり。」

 訳は「弟子たちよ、あなた方が様々な苦悩から抜け出そうと思うなら、「足ることを知る」という心を身につけなさい。それこそが豊かに安らぐことのできる場所である。足ることを知る人は、地面の上に寝ていても安らかで楽しい。足ることを知らない者は、たとえ天上の神々の館に居たとしても満足しない。だから、足ることを知らない人は富があっても貧しいのであり、足ることを知る人は貧しくても豊かなのである。」
 釈尊の教えの意味するところは明瞭です。人が貧しいか豊かであるかは経済の状態によるのではなく、「その人の心の姿勢による」といわれているのでしょう。

 しかし、それは貧しくても文句を言わずに我慢しなさいという意味ではありません。いわば自分の人生に対する姿勢の根本的な転換をうながしておられるのです。
 わたしたちはどうしても、人生における、あらゆる憂い、悲しみ、苦しみ、悩みは、自分の外に在る状況に起因すると考えがちです。そして、あれがもう少しこうであったら、これがこうなったら幸せになれるのに、という具合に、原因を外に求め、自分を取り巻く世界を変えることによって、思いを満たそうとしているのではないでしょうか。
 ところが、そうした思いのおおもとに在る欲望は、いつも無限に拡大する性質のものですから、結局、満たされることはないのです。

 つまり、いつも足りない、足りないと不平を言いながら、その足りないものを埋めることによって幸せを手に入れようとしている私たちに対して、問題はそのように思い込んでいる私たち自身の中にあることを、お釈迦様は教えようとされているのです。
 「足ることを知る者は、身貧しけれども、心富むことを教えている」のです。何かを得るために祈り学ぶことでは豊かにはなれないのです。今に感謝して暮らすことに心が富み豊かになるのです。足ることを知る者になりたいですね。

 今の生活に不足不満を感じているうちは富める者にはなれません。感謝ができてこそ、足ることを知る者となり、日ごとに豊かに富んでいく者となります。
 昨日のNPOこころのはな「子ども食堂」ご来店ありがとうございます。。次回の開店日は次週11日(水)です。午後4時から7時開店です。11日正午まで予約受けつけております。0774-45-5561。小学生以下は無料。中学生以上保護者の方は300円ちょうだいしております。予約後のキャンセルの場合も必ずお電話を入れてキャンセルして下さい。お待ちしております。
 「子ども食堂」にボランティアいただけます方を募集しております。国の宝であります子供達へ是非愛の手を手を差し伸べて下さい。よろしくお願いいたします。
 今日は少欲知足の生き方を少しだけ考えてお過ごしください。素敵な一日でありますことをお祈り致します。

 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
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NPOこころのはな「子ども食堂」昨夜のメニューです。次回の開店日は次週11日(水)午後4時から7時です。ご来店お待ちしております。

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☆昨朝の風景。

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