老子の名言

おはようございます。

 「にんげん学」東京講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。昨日のの東京は涼しい日でした、何かホッとします。
 老子の「名言」を挙げてみました。
 足るを知れば辱められず、
 止まるを知ればあやうからず。
 優しい言葉をかければ、
 信頼が生まれる。

 相手の身になって考えれば、
 結びつきが生まれる。
 相手の身になって与えれば、
 愛が芽生える。

 足るを知れば辱められず、
 止まるを知ればあやうからず。

 優しい言葉をかければ、
 信頼が生まれる。
 相手の身になって考えれば、
 結びつきが生まれる。

 相手の身になって与えれば、
 愛が芽生える。
 善く敵に勝つものは
 争わず。

 白雁(はくがん)は白くなるために
 水浴びする必要はない。
 あなたも自分自身でいること以外に
 何もする必要はない。
 いかがですか、明快な教えです。静かに音読いただき味わってください。この感動の教えを「嚢中の錐(のうちゅうのきり)」とするためには、やはり教えの本文を読み、実践の中で体得しましょう。(嚢中の錐=「史記」平原君伝から。袋の中の錐はその先が袋の外につき出るところから、すぐれた人は多くの人の中にいてもその才能が自然に外に現れて目立つことのたとえ。 錐の嚢中に処(お)るが若(ごと)し、から。)
 何の教えにも通じますが、昨日も書いていますが、単なる相対的価値で、人様より優位に立とうなどとの思いで学んだとしても、人様の心を得ることが出来ず、学びを社会に生かすことなどできません。学ぶ者は「益を求めすぎると仇になる」のです。「昨日学んだことを、今日、応用してみようとす、そのようなことが出来るはずがないのです」。
 何故、上のような格言、名言となったのかの背景を感じなければいけません。老子孔子も、多くの弟子を持ち、紀元前から今日まで尊敬を受けていますが、彼らが生涯に教えを説き続けたからこそだったということを知らなければなりません。
 それを時間の浪費ととっているような人間には何を学んだとしても、豊かな人格の形成など覚束ないのです。老子は「無為・不争の徳」を孔子は「仁」を長い間「一筋の道を歩んだ」のです。故に「超絶した人格を形成した」のです。

 心学の書を読み、時折、涙が溢れてくるときがあります、この文章をどのような思いで綴ったのであろうかと思ったときです。
 上っ面の文字を読んだくらいではただの物知りであり、評価を得られなければ、老子孔子を非難するような人間になるのです。
 この素晴らしい名言をじっくりと来月からも味わって、いつでもどのような折りにも、自家薬籠(じかやくろう)の物としてまいりましょう。(自家薬籠中=自分の所有する薬籠の中にある物を指し、「いつでも好きなように使うことができる」「完全に手中にある」といった意味で用いられる表現。)
 来月の東京講座は10月4日(金)です。お大事に学んでください。ありがとうございます。
 明日はNPOこころのはな第33回「ひきこもり女子会」です。予約不要、途中入退室OK、休憩室もあります。あなたのご出席が誰かの希望となります。
 今日は学びをじっくりと反芻して週末をお過ごしください。今日から3連休、気をつけてお出かけください。

 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※運命開運相談。辯財天秘法姓名判断。家相、地相の相談等々ご相談ください。0774-44-5380(心華寺)。0832-22-7404(愛宕寺)。mail:bonsan01@wao.or.jp。相談したときから主体性のある本物の人生が始まります。相談料は一件につき五千円いただいております。
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✩「にんげん学」東京講座ご出席の皆さんありがとうございます。Sさん、遠い福岡への出張ご苦労様でした、皆さんへお土産ありがとうございます。Mさん、毎月お花感謝いたします。

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