人の美点を見出す

こんばんは。

 おはようございます、という挨拶からではなく、このような時間帯に書き込むのは始めてのことだと思います。

 今日は皆さんに何度もお訪ねいただいたのではないでしょうか?人生アクシデントはつきものです。予定は大事ですが、できないときもあります。そんなときは、腹を据えて現実と向かい合う覚悟をいつもしております。ご心配をおかけしました、ありがとうございます。

 昨夜は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」、本年最終講座にご出席いただきありがとうございます。皆様と学ぶことができましたこと、とても幸せです。懇親会もホットな雰囲気で終えることができ、帰りの電車の揺れが心地よく感じました。

 昨日学びました老子27章ご紹介します。

 「すぐれた進み方というものは車の轍や足跡を残さない。すぐれた言葉というものには少しのキズもない。すぐれた計算というのは算盤を使ったりしない。すぐれた戸締りというのは鍵やカンヌキをかけずにいても開けることが出来ない。すぐれた結び目というのは縄も紐も使っていないのに解くことが出来ない。この様な物事の見方をする「道」を知った聖人は人の美点を見出すのが上手いので、役立たずと言われて見捨てられる人が居なくなる。またどんな物でも上手く活用するので、用無しだという理由で棄てられる物が無くなる。これを「明らかな智に従う」という。たとえば善人は善人では無い者の手本であり、善人では無い者は善人の反省材料である。手本を尊敬せず反省材料を愛さないというのでは、多少の知恵があっても迷うことになるだろう。こういうのを「奥深い真理」と言う。」

 わかりにくい部分は、興味を持っていただき、ご一緒に学んで下さい。お待ちしております。理解しやすいところを少し書いて見ます。いつも書いていますが、物を学ぶ一つの思考法は「分かるところから理解していけば、理解できなかったところが理解できる。いわゆるジグソーパズルのように考えることです」。

 前半部のよく解らない文章はおそらく柔軟に視点を変えて物事を見ることを説いているのです。解り易いところでは戸締りで扉に鍵をかけるのは泥棒の侵入を防ぐためですが、防犯上重要なのは「鍵をかける事」ではなく「泥棒に侵入を断念させる事」です。鍵をかけても泥棒に破られたら意味がありませんし、鍵をかけずとも泥棒に侵入が不可能だと思わせる事ができれば目的は達せられるのです。 

 他の部分も常識にとらわれずに柔軟に発想を転換する事の例えなのであまり深く考えても意味は無いのですが、要するに善悪や有能・無能といった固定した価値観で人を評価する事を戒めているのです。そのようなことでは「人材(人財)を見逃すぞ」と。

 「悪人だって、人々の反省材料として世の役に立っているではないか。だからこの世に不必要な人間、敬愛に値しない人間などはいないのだ。」と言うのです。

 一人の人間や特定の集団の視点からみれば不必要どころか邪魔になる存在というのは居るかも知れませんが、老子の様に天地自然の大きな視点からみればそういった人間に対する区別も「どんぐりの背比べ」というか大きな違いが無いように感じられるのではないでしょうか。

 老子のように心豊かに、狭い知識に汲々とせずにゆったりと生きたいと思いませんか?皆さん。今日は遅くなりました。

 

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☆「にんげん学」大阪講座ご出席の皆さんありがとうございます。一年お世話になりました。お大事に良いお年をお迎え下さい。新年もよろしくお願いいたします。

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