欠点是正型では駄目

おはようございます。

人生には必ずといってよいほど、否定したくなる、認めたくない現実に出会います。そんなとき、私は不幸の後に幸せが、幸せの後に不幸がという摂理を思いだし、ああ、次は「肯定できる、肯定したくなる事象が来る」という思いを持つようにしています。
これとて、修練してきたお陰で少しずつですが冷静になって行動できるようになりました。嫌なことに遭遇すれば、そのことで心が一杯になるという経験をいやというほどしました。
何か人様の欠点を嫌悪しますと、必ず相手も私の欠点が見えてくるのです。おかしなことと言いますか、当たり前なのでしょう。私も含めて人は欠点を指摘されれば素直に修正する前に、必ずと言って良いほど、相手の欠点を思うのです。嫌なことではあります。お前さんだって「○○のところがあるよ」と言った具合に。だからいくら指摘されても、直らない、直さない。
部下や子供の長所を見るのではなく、「欠点是正型」では決して相手は是正してくれないことをあるとき気づきました、なぜなら、自分がそうだったからです。相手もこちらの欠点を見抜き、「お前さんも欠点があるではないか」と決して話しを聞こうとはしない、指導に従わず、面従腹背するのです。
齢70にして「欠点と見るのではなく」、そのまますべてをひっくるめて人様を見る、「認める」というようにしようと思うにいたりました。誰でも自分の欠点を正そう、直そうとしているのです。そこをカバーし人材を人財にしなければとの思いです。
欠点を直そうとするのはある意味、自分との戦い。これは大変な努力をしなければいけません。だから、努力しているにもかかわらず、指摘されると、いけないとわかっていても言葉に反抗し努力を止めてしまいかねない。
私などは、勉強ができないというコンプレックスに相当苦しみ悩みました、この欠点を克服しようと努力を何万回としたのですが、敗れました。そして気づいたのです。
嫌いな勉強があったから、好きなものと出会った、好きなことが見えた。それが人と競争せず、自分の出来ることで生きる。そしてポストにベストにつながったのです。今日もポストにベスト。良い週末をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。