小さいことから

おはようございます。

大と小、多と少、どうしても大と多に目が行きます、人情です。でも、やはり、目は行っても、「小が大となった、少が多になったことを確かにすべきです」。そうしませんと、目の前の大切な物を見逃したり、見落としたりして、後悔先に立たずで、地団駄踏んで悔しがっても遅いのです。
いつも書いていますが、目の前の現実は今の自分にふさわしい現実があるのです。そのことに不満を持っているようでは、大と成らず、多とも成りません。これが不思議と言いますか、道理です。
私たちは欲があって、欲が達成されても、それを入れておく器量、容量、力が不足していることを自覚すべきです。力量が足りないから欲に押しつぶされるのです。一時の成功はあったとしても、水泡の如く消え去るのです。
消え去るのは現実問題としてよろしいのですが、心の中に「夢よもう一度と煩悩の塊を残していくのです、執着心という亡霊です」。過去にとらわれて発想できなくなる。
手に入れてからこそコツコツと努力することを身につけていませんと、奈落の底に落ち結末を迎え、もがけばもがくほど浮き上がることが不可能となるのです。
それは大は小から、多は少からという道理を見る目を養うことなく、小から大、少から多となる道理への悦びを感じずに、不器用に努力する、工夫する努力を身につけなかった不幸です。
人間には生まれながらにして、煩悩と覚りは同居しています。先日も書いています。楽を願うから楽でなくなり。楽しいことをするから楽しい人生となる。ここです、どちらも我が心の産物。
小さいことから始めるからこそ、始められるのです。少ないからこそ始められるのです。二宮尊徳翁は「積小為大(せきしょういだい)」と教えます。小事をおろそかにしていて、大事をなすことはできないのです。
「大事を成さんと欲する者は、まず小事を務むべし。大事を成さんと欲して小事を怠り、その成り難きを憂いて、成り易きを務めざる者は、小人の常なり」と。
小人ではありますが、人様から小人とだけは言われないよう、日々怠らず小人は「精進」しましょう。さぁ、今日も精進する一日を楽しく過ごしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
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