人生傍観しない

おはようございます。

　今朝は曇りの宇治、未だ昨日からの雨が残っている感じです。気をつけてお過ごし下さい。
　人生は何も難しい知識を得たから豊かに過ごせるわけではありません。私は難しいことは理解できないことを知っています。当に今キーを叩き字を紡いでいますが、パソコンの何たるかは知り得ません、しかし、書いて、ツールとしますと、多くの人びとに伝えることが出来る、つながり合えるという事実は理解しています。それが楽しいのです。このように私はシンプルに考えております。

　これと同様、掃除をすればきれいになる、人様のお手伝いをすれば喜ばれる、人様の指示を受ければフットワークよくこなすという在り方をしてきました。誰でもできそうなことが喜ばれることを体得したのです。
　それを続けてきましたら、いろいろな方にいろいろなことを示唆され、あんなことも、こんなこともできるようになれれば良いなと思いつつ、背伸びせず、無理せずに視野を広げ行動を広げてきました。
　私は目の前の事を一所懸命にやることを心情としたのです。周りには輝き美しい方々ばかり。そんな人を私は拝見することが大好きです。自分の参考、お手本とできるからです。そんな思いをして人様と接してきましたら、多くの人と知り合えました。ありがたいの一言です。
　論語、為政（いせい）第2-18に「子張（しちょう）、禄を求めんことを学ぶ。子曰く、多くを聞きて疑わしきを闕（か）き、慎みて其の余りを言えば、則ち尤寡（とがめすく）なし。多くを見て殆（あやう）きを闕き、慎みて其の余りを行えば、則ち悔寡（くいすく）なし。言（ことば）に尤寡（とがめすく）なく行いに悔寡（くいすく）なければ、禄は其の中に在（あ）り」。
　訳「弟子の子張が「給料を得るにはどうすればよいでしょうか」と尋ねてきた。孔子は、「いろいろな見聞を広げ、おかしいなと思ったら慎重に見極めて、やらないことだ。成功した人の言動をきちんと押さえて行動すれば、過ちや後悔はしなくなるから、給料は自ずとついてくるだろう」と答えた」。
　「人様の成功や失敗から学べば過ちはなくなり、結果も出せる」と孔子は教えます。「知ったことが出来ることだと錯覚せず行動しなさい」というのです。以前は馬鹿な私がいました。先輩や後輩が失敗したことや、ほめられたことを見て、「可哀想にと思うだけで、叱られなかった自分をラッキーだと思っていました」。あるいは、「ほめられる人を見たら、ついやっかんでしまう」という愚か者だったのです。
　これでは「せっかく善いお手本、悪い見本を身近で見ているのに、何も学んでいないことだと」気づかされました。
　「人から学ぼう、よいところを吸収しようという謙虚な姿勢を持ち続けることが大切だ」ということを学び続けてきて知らされました。
　世間で言うところの「人の振り見て我が振り直せ」。いかがですか皆さん、このようになさっていますか。「人様の成功も失敗も、傍観者としてではなく、自分の身にあてはめて考える素直さを持ちたい」ものです。
　今夜は「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」、明日は東京講座「老子を読む」。中部地区、東京地区の皆さんよろしくお願いいたします。
　今日は「人の振り見て我が振り直せ」とまいりましょう。
　
世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
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