情緒

おはようございます。

　卯月4月、今月もよろしくお願いいたします。卯の花の月、いいですね、陰暦名は情緒があります。情けは人のためならず、という言葉があります。これは「人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる」という意味と。
　それを誤って、「人に親切にするのはその人のためにならないの意に用いることがあります」が、私はやはり「利他、親切にすべきだと思い人様に接しています」。
　人間関係、対人関係、仕事に大切で必要な気づきや気配り思いやりができるようになるには情緒を豊かにすることが大切だと考えています。
　今当に桜の花が咲き、昨日などは花見をなされた方も多いのではないでしょうか。花見をなされた方の中に、桜の花を手入れしてくだされている方がいるので、今年も美しい花見ができる、感謝しなければと、思った方がどれほどおられるでしょうか？皆さんは、桜の花に、そして管理してくださる方に感謝の思いを抱いたことがありますか？いかがでしょう？。感謝の思いが情緒です。
　桜が咲くぞ～、もうすぐ花見ができるぞ～だけの思いではないでしょうか、「花より団子」でしょうか？。（失礼）
　情緒の豊かな人が「花より団子」を思いついたのでは？と思っています。物を売るために人を集めようとしてもなかなかに難しいものですが、人様が花見時になると自然とよってくる、集まってくることを知った人が、「団子を売った」、これは凄い気づきです。
　気配り、心配りができる人は「賢い愚か者」なのです。物を確かに見ることができたとしても、必ずしも賢人とはなりません。自分の知にこだわり偏るからです。「洞察力がありながらも、その力がないように振る舞えるのが真の賢人となる」ことを知りましょう。
　気配り、心配りとは、「自然とサポートできること」です。人間が嫌われるタイプの一つが「知らない人に知ったかぶりをする人」「できない人を馬鹿にする人」です。カミソリのように切れる人よりも、人情味あふれる人物が「好感度が高い」「周囲の評判が良い」のです。このような人は「真の勝利者となる」のです。
　このような人が、「気配り、心配りの人」と言われるのです。花が咲いて花見をするだけの人はお金を使うだけの人ですが、情緒がある人は、お酒も楽しみ、花見も楽しみ、商売を繁盛させ、人を豊かな思いにさせる楽しみも知っているのです。
　人は聡明であろうとはしますが、物事を客観的に見て、愚か者になろうとしないから最も愚かな結果だけを得たいと考えてしまい、考える原点である楽しみ、喜びである、気配り、心配りという情緒、思いやりを失っていくのです。
　情けは人のためならず、人様をサポートさせていただけばいただくほど、人様の喜びが見えてきて、発想のヒントとなるのです。
　今日は多くの会社で入社式を迎えます。新人の皆様にも私たちにも二面性があります。得意、不得意、長所・短所です。時に情を以て、新人の皆様の短所をサポートできる先輩で在って欲しいと願っております。
　素晴らしい融和の人間関係が立ち上がるはずです。「大賢は大愚の如し」です。世の中を確かに情緒の世界で見てまいりますと、沢山出番があることが見えてくるはずです。
　今月も抜苦与楽（ばっくよらく）、「人様の苦を抜いて、楽を与える」利他の在り方でお過ごし下さい。卯の花に多くの鳥や昆虫が寄り集まって卯の花を広範囲に咲き誇らせる手伝いを自然としてくれるのです。人情という利他の世界です。一ヶ月宜しくお願い致します。
　今日、新しい元号が発表されます。どのような元号であったとしても、使命感を利他に置いて歩んでまいりましょう。それが情緒で、味わい豊かな人生を作りだします。
　　　　
世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目：慈悲の心を持つ（思いやりは勇気）・質素倹約（物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる）・謙虚な心（争いを生まない）・一隅を照らす（ポストにベスト）。
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